2019年2月20日(水)

チャイルドシート 茨城県内着用56%止まり ワースト7位 全国平均66・2%

6歳未満の乳幼児を自動車に同乗させる際、着用が義務付けられているチャイルドシート。茨城県内の着用率が56%にとどまっていることが、昨年4月に警察庁と日本自動車連盟(JAF)が合同で行った調査で分かった。8割を超える乳幼児が着用する県もある中で、茨城県は全国平均の66・2%を10・2ポイント下回った。

調査は、昨年4月20〜30日までの間、家族連れが訪れそうな公園やショッピングモールなど全国99カ所で実施。6歳未満の乳幼児が同乗する自動車のドライバーに聞き取りを行った。調査結果を公表することで、チャイルドシートの着用率向上を図るのが狙い。

県内の調査は4月21日午前、千波公園(水戸市)と国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)の2カ所で実施。乳幼児400人のうち、チャイルドシートを着用していたのは56%に当たる224人にとどまった。

都道府県別で数値の順位付けは行われていないが、全国47都道府県のうち茨城県はワースト7位。最高は広島県の86%で、岐阜県の83・7%、山口県の78・7%が続いた。最低は愛媛県の38・6%だった。

調査によって、乳幼児の年齢が上がるにつれて着用率が下がる傾向にあることも浮き彫りになった。1歳未満の着用率は全国平均で84・4%だったが、1〜4歳は67・9%、5歳は44・1%だった。JAFは「チャイルドシートを正しく着用することが車内で子どもの安全を守る唯一の方法」と、乳幼児の安全確保へ正確な着用を呼び掛ける。

県警交通総務課によると、2014〜18年の過去5年間で、県内で交通事故に遭った自動車に同乗していた6歳未満の乳幼児907人のうち、213人(23・4%)がチャイルドシートをきちんと着けていなかった。大人のシートベルトを使ったり、着用していたか不明だったりした。213人のうち1人が死亡、13人が重傷を負った。

死亡事故は2016年1月、結城市内の県道で、直線道路を走行する軽乗用車がブロック塀に衝突したケース。同乗の女児=当時(2)=が死亡した。

同課の担当者は「保護者の抱っこや大人用のシートベルト着用では乳幼児を十分に保護できない。安全確保のために6歳未満の乳幼児は必ずチャイルドシートを着用して」と呼び掛けている。(海老沢裕太郎)



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