2019年2月20日(水)

北茨城市モニターツアー第1弾 観光地回り魚さばき体験

若者目線、資源発掘へ

魚さばき体験に挑戦する大学生=北茨城市関南町
魚さばき体験に挑戦する大学生=北茨城市関南町

北茨城市は2〜3月にかけて、1泊2日のモニターツアーを計4回実施する。「観光」「ソフトテニス合宿」「インバウンド」と、ツアーごとにテーマを設け、モニター参加者を変えながら、市内外から見た観光資源の調査や洗い出し、発掘に結び付けたい考え。同市観光資源調査協議会(渡辺一洋委員長)が進める2019年度以降に取り組むアクションプランの策定にも反映していく方針だ。

第1弾の「観光」のモニターツアーは15、16の両日、秀明大学(千葉県)から12人、茨城大学から5人の学生が参加して実施。若者の観光目線で、同市の観光の課題や解決策を洗い出してもらうとともに、今後の観光調査への協力も得ようと企画した。

一行はトラフグの養殖施設や平潟港での競り、五浦六角堂、県天心記念五浦美術館、花園神社などを見学。市生涯学習センター分館「期待場」で陶芸を体験し、市漁業歴史資料館「よう・そろー」では魚さばきに挑戦した。食事も地元名物のあんこう料理などを食べ、標高350メートルの高原にある公共の宿「マウントあかね」では夜景も楽しんだ。

魚さばき体験は30〜40センチのサバの三枚おろしに挑戦。地元のボランティアから「魚の構造を知ると割と簡単ですよ」「もっとゆっくり」などのアドバイスを受けながら、慣れない手つきで包丁を動かした。料理はサバのみそ煮と唐揚げ、あら汁を作り、意見交換しながら味わった。

秀明大4年の加藤拓也さん(22)は「見て食べて、他県にないここだけの魅力がたくさんある印象だ。場所によってインフラ整備の必要性を感じた」と感想。茨城大2年の倉持朋奈さん(20)は「茨城県出身でも北茨城のことをよく知らなかった。どぶ汁がおいしかったし、夜景もすてきだった。魅力がたくさんあるのにPRが少し足りない気がする」と指摘した。

同市では本年度、観光推進を図るため、市観光振興推進室を設置して同調査協議会を発足。現状の分析や新たな可能性を調査し、アクションプランの策定を進めていることから、4回のモニターツアーを企画した。今後は同市が茨城国体のソフトテニス競技の会場であることから、大学のソフトテニス部によるツアーや、アートに特化したインバウンドのツアーを予定。毎回のツアーではアンケート方式ではなく、意見交換会をツアー内に組み込んで実施していく。

市観光振興推進室は「学生目線の魅力や改善点などが出され、外からの目線の大切さを改めて感じた。今後のツアーも他課と連携しながら取り組んでいきたい」と話した。(飯田勉)



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