2019年2月21日(木)

中高一貫10校増設 茨城県立高再編20〜22年度 9校併設、勝田は中教校

茨城県立高校再編の一環で、県は2020〜22年度にかけて、高校入試のない県立の中高一貫教育校10校を順次開校する。新たに策定中の「県立高校改革プラン」に盛り込んだ。水戸一や土浦一など9校は県立中学を新設して「併設型」に、勝田は中学、高校を分けない「中等教育学校」に再編する。これで県内の県立中高一貫校は計14校になる。20日に記者会見した大井川和彦知事は、「県立学校での学びの質の向上を図り、社会に役立つ“人財”を育てたい」と述べた。

中高一貫校の形態は▽連携型▽併設型▽中等教育学校-の三つ。県立高として連携型は03年度に小瀬、併設型は12年度に日立一を設置。中等教育学校は08年度に並木、13年度に古河を設置している。

新たな併設型の中高一貫校として、20年度に太田一、鉾田一、鹿島、竜ケ崎一、下館一(中学各1学級、高校各6学級=太田一5学級)の5校、21年度には水戸一、土浦一(中学各2学級、高校各6学級)の2校、22年度には下妻一、水海道一(中学各1学級、高校各6学級)の2校の計9校を開校。勝田は中等教育学校(3学級)に改編し、21年度の開校を目指す。

県内では私立の中高一貫校が増えており、公立に対しても、県内各地域で一貫校の設置を求める機運が高まっているといい、「交通網や志願状況を基に、地域性なども考慮して、バランスよく配置した」(県教委)としている。

いずれも通学区域は県内全域となる予定。入試については既存の一貫校と同様に学力検査は行わず、適性検査や面接が実施される見通し。併設型は高校の定員の一部について、入試を受けて入学する枠を残す。

県は、高校受験のない6年間のゆとりを生かし、中高を分断しない教科教育とともに、国際、科学、ICT(情報通信技術)などに重点を置いた特色ある教育を目指す。狙いについて大井川知事は「豊かな人間性と起業家精神を兼ね備えた地域のリーダー、世界に飛び立つ人材を育てたい」と話す。

県教委は現在、県立高の改革に向け、20〜26年度の7年間を計画期間とする新しい県立高校改革プランを策定中。中高一貫校の設置は、魅力ある学校づくりの推進を目的とした前期計画(20〜23年度)のメイン施策の一つに位置付けた。

県は18年度当初予算案に、中学校の併設に必要な教室整備や給食運搬用エレベーターの設置など、設計や工事費として計約6億3600万円を計上した。各学校ごとに、学校や県教委の関係者らでつくる準備委員会を3月にも設置し、準備を進める方針。(朝倉洋)



次の記事:水戸の京成百貨店 和洋菓子5店が開店

全国・世界のニュース

2019 年
 9 月 24 日 (火)

メニュー
投稿・読者参加
サービス