2019年2月23日(土)

常総市 茨城県内初、夜間中学開設へ 外国人ら「学び直し」

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常総市は22日、茨城県内初となる公立夜間中学の開設に向けて検討を始めたことを明らかにした。母国で十分な教育を受けないまま来日した外国人や、不登校のまま中学校を卒業した人など、多様な人たちに「学び直し」の場を提供する考え。開設は2020年4月を予定している。

市は19年度の一般会計予算案に、開設準備の調査研究費20万円を計上した。既に市教育委員会にプロジェクトチームを立ち上げており、水海道中に夜間中学を開設する方向で県義務教育課と調整している。4月には開設準備を担う教頭と教諭が1人ずつ配置される予定だ。

夜間中学を巡っては、16年12月に「教育機会確保法」が成立し、全自治体に夜間中学による就学機会の提供が義務付けられ、各地で設置が進んでいる。現在は全国に31校あり、今春には千葉県松戸市と埼玉県川口市でも開設される予定。

常総市は4965人の外国人が居住し、人口に占める外国人の割合が1月末時点で8・2%と県内市町村で最も高い。国籍はブラジルやフィリピン、ベトナムなどで、就学機会がなかった人もいることから、市は夜間中学のニーズがあると判断した。

市によると、夜間中学は3年制で、入学できるのは義務教育の学齢を経過した人。年齢や国籍、居住地などの制限は設けず、各学年1学級の編成を予定。定員は1学級20人程度の見通しで、生徒の学力に応じて学年分けし、学習内容を柔軟に検討していく。授業料は義務教育のため無料。

市教委の岡野克巳教育長は「教育課程の編成など計画の詳細を早急に詰めたい」と話した。(今橋憲正)

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