2019年2月27日(水)

美浦村議会、3月自主解散へ 任期5カ月残し 村長選と同日投票に

自主解散の決議案提出について話し合う美浦村議会の議会運営委員会=同村受領
自主解散の決議案提出について話し合う美浦村議会の議会運営委員会=同村受領

茨城県美浦村議会(沼崎光芳議長、議員数14人)は26日、議会運営委員会を開き、8月の任期満了を待たずに自主解散する決議案を3月定例会に提出することを決めた。村議選を前倒しして、4月の統一地方選で行われる村長選と同日程で実施するのが狙い。議会改革の一環として、近年低調な投票率の向上や約350万円の選挙経費削減などが期待できるとしている。

同村議会事務局によると、改選を前倒しするために市町村議会が自主解散するのは、成立すれば県内初という。近県では埼玉県杉戸町議会が2015年7月に自主解散し、町議選を知事選とダブル選で実施した例がある。

美浦村議会は15年8月の村議選が初めての無投票となり、議員から「選挙で選ばれてこそ議員」「村長選と同日選なら有権者の関心も高まる」などの声が上がった。

同年から全村議が参加する研究会で、議員定数や報酬の見直し、自主解散を含む次期改選の前倒しなど、議会改革について協議を重ねてきた。議会報告会でも自主解散の賛否について参加した村民の声を聞いたところ、反対意見は出なかったという。

同村はこれまで、4月の統一地方選で村長選、同年8月に村議選をそれぞれ実施してきた。議員の任期満了は8月31日。公職選挙法の規定によると、村議選は任期満了前の30日以内に実施しなければならず、現状では村長選と同日選はできないため、議員による議会の自主解散を選択したという。

自主解散は、議会を開いて議員の4分の3以上が出席し、うち5分の4以上の賛成が可決の条件。

石川修議会運営委員長は「長い時間をかけて話し合った。議員14人全員が納得している。可決を確信している」と述べた。

村議会は自主解散に先行する形で、昨年12月の定例会で議員定数を現行14から12に削減する条例改正案を可決した。次期村議選から適用される。

定例会は3月5日に開会し、自主解散に関する決議案は最終日の同25日に追加提出される。決議案が可決されると、議員は即日失職する。村議選は4月21日投開票の村長選と同日選となる公算だ。

沼崎議長は「身を切る改革で、周囲からは評価する声と心配する声の両方が上がったが、ようやく実現に向かう」と話した。(高阿田総司)



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