2019年3月1日(金)

生産者と大学生連携 カモ肉カレー完成 かすみがうら

市産食材を使用  都内販売で好評

カレーの新商品を作った伊豫隅春乃さん(右)と西崎敏和さん=かすみがうら市中志筑
カレーの新商品を作った伊豫隅春乃さん(右)と西崎敏和さん=かすみがうら市中志筑

かすみがうら市の農畜産物の生産者と東京都内の大学生が連携し、カレーの新商品を完成させた。食材には同市のカモ肉やレンコン、野菜、みそなどを使用。都内で限定販売したところ好評を得た。学生らは今後も幅広い食材を使ってカレーの新作を開発する考え。

取り組んだのは埼玉県朝霞市、早稲田大1年、伊豫隅(いよずみ)春乃さん(18)。大学の農業系サークルに所属しカレー作りを進める中、農業ボランティア体験で訪れたかすみがうら市で生産者と出会った。同市中志筑でカモ肉を生産する「西崎ファーム」代表、西崎敏和さん(65)が学生を受け入れて、耕作放棄地に果樹などを植えるボランティア活動を実践。伊豫隅さんは、西崎さんのカモ肉を食べ味わい深さに感動し、得意のカレーでメニュー作りに挑んだ。

西崎さんが「薬やワクチンを使わない質の高さが売り」と強調するカモ肉で商品を試作。苦労を重ね、濃厚なカモ肉をローストしスパイスを加えた「こくうま!西崎さんちのスパイシー鴨(かも)カレー」を完成させた。西崎さんの紹介でレンコンや赤ネギ、みそなどもほかの生産者から提供を受け計3種類の商品を作った。ご飯は市内産のコメ「ふくまる」を使った。

2月22日、都内・高円寺。店舗を1日単位で間借りして販売できるカレー店「豆くじら」で、完成したカレー商品を出し好評を博した。地元産のブルーベリージュースや干し芋のパウンドケーキも添えた。伊豫隅さんは「カレーの1皿だけでもいろんな表現ができる。かすみがうら市はおいしい食材が多く懐が深い。人も優しい」と笑顔を見せる。今後はイベントでの提供のほか、「レンコン豚やシラウオ、ナシのカレーを作りたい」と意欲を示した。

西崎さんは「生産者がこうした取り組みに関わりながら良い生産につなげる意識改革が広がれば」と期待。交流を支援した市地域未来投資推進課の西山正理事は「地域の産品を地域外の人の視点で地域外に発信していくことも大事。できるだけ多くの接点をつくっていければ」と語った。(綿引正雄)



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