2019年3月16日(土)

常総市立幼稚園 耐震不足、3園閉鎖へ 4月から合同保育

倒壊の恐れがあるため一時閉鎖される玉幼稚園=常総市若宮戸
倒壊の恐れがあるため一時閉鎖される玉幼稚園=常総市若宮戸

統廃合計画のある常総市の三つの市立幼稚園が地震で倒壊する恐れがあるとして、市教育委員会が3月末でこの3園を閉鎖し、存続先の幼稚園の耐震改修工事が終わるまでの間、同市新石下の総合福祉センターで合同保育に取り組むことが15日分かった。

倒壊の恐れがあるのは同市若宮戸の玉幼稚園(1975年築)、同市豊田の豊田幼稚園(74年築)、同市本石下の御城幼稚園(81年築)の3園。

市教委によると、昨年3月にこの3園の統廃合が決定。存続先の玉幼稚園の耐震診断を同年5月から行ったところ、今年2月上旬に、木造の保育室が「倒壊する可能性が高い」、鉄骨造りの遊戯室が「倒壊または崩壊する危険性が高い」などの結果が出されたという。

豊田、御城両幼稚園については耐震診断を行わなかったが、玉幼稚園と同じく、81年6月に改正された建築基準法の耐震基準を満たしていないため、倒壊の恐れがあると判断。緊急避難措置として総合福祉センターで3園の合同保育を行うことにした。

合同保育は4月8日から始め、期間は約2年間。市はその間、玉幼稚園の耐震改修工事に着手。同幼稚園の開園は2021年4月を計画している。

市教委はこうした経緯について、今月8日と15日に保護者へ説明。総合福祉センターは園児の受け入れに伴い、庭にフェンスを設置するなど一部を改修。園児数は3園合わせて76人を予定している。

保護者への説明から合同保育の開始までわずか1カ月という状況に、市教委では「耐震診断の結果が出るまでに思った以上に時間がかかってしまった。保護者には急な対応をお願いすることになり申し訳ない」と陳謝。「園児の安全を最優先に考え、混乱が出ないように合同保育をスタートさせたい」と話している。

一方、市教委は、同じく統廃合計画があり、耐震基準を満たしていなかった飯沼幼稚園(鴻野山)についても耐震改修工事を予定。既に1月から岡田幼稚園(蔵持)での合同保育を始めている。(今橋憲正)



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