2019年3月19日(火)

中高一貫校 熱い視線 来春開校、茨城県立5校 説明会、申し込み殺到

2020年度から順次開校を予定する茨城県立の中高一貫校について、今月末に開催される初の学校説明会に、予想を上回る希望者が殺到している。申込期限前に会場の大半で定員超過となり、県教委は急きょ追加の説明会開催を決めた。高校受験なしにエスカレーター式で進級できる公立の中高一貫校に対する関心の高さが示された格好だ。「想定以上の申し込み」として、県教委はホームページ(HP)に“おわび”を掲載するなど、対応に追われている。

■定員オーバー

茨城県教委によると、説明会を開催するのは、県立中学校を新設し、併設型の中高一貫校として20年度に開校予定の太田一、鉾田一、鹿島、竜ケ崎一、下館一の計5校。26〜29日、計4会場で計6回にわたり各250〜500人の定員で実施すると2月末に発表された。

今月1日から先着順で予約受け付けを開始すると、申し込みが殺到。多くの参加希望が寄せられ、18日現在、3会場計5回分の説明会が22日の申込期限を待たずに定員に達したため、受け付けを終了した。

28日に筑西市内で開く下館一の説明会は、先週中に500人の定員に達した。竜ケ崎一も29日午前と午後の部で定員各250人を予定していたが、いずれも先週末で定員を満たした。

26日に行方市内の同じ会場で予定する鉾田一、鹿島も、午前・午後の部ともに定員超過となり申し込みできない状況になっている。太田一も300人の定員が残りわずかという。

5校とも開校初年度の募集定員は、中学校1学年1学級40人の“狭き門”。県教委には「説明会の申し込みができない」といった苦情や問い合わせも寄せられているという。

■急きょ追加開催

県教委はHPで「現在、複数の会場において定員に達したため、お申し込みいただけない状況となっております」と“おわび”を掲載。「想定以上の申し込み」とし、定員超過した希望者向けの追加説明会の開催を急きょ決定、「4月以降、早い段階で設定したい」(県教委)としている。日程が決まり次第、県教委HPで掲載するほか、公立小などを通じて周知する考え。

県教委によると、既存の県立中高一貫校(日立一高付属中、並木、古河両中等教育学校)の説明会も毎年のように、全県から3校で計3千人程度の参加申し込みがあるといい、県教委は「県立の中高一貫校に対するニーズや関心は依然として高い」とみる。

説明会は小学4・5年生の児童と保護者のほか、学校や教育関係者らが対象。中高一貫校設置の狙いや特色、入学者選抜、今後のスケジュールなどを説明する予定となっている。

今後は、学校ごとに県、学校、地元の教委らで委員会を設け、準備を進める方針。夏ごろにも各校で説明会を開き、教育課程など詳細が示される予定という。

県教委は「中高一貫に対する理解を深めてもらえるよう丁寧に説明したい」としている。

県は県立高校再編の一環として20年度から22年度にかけ、県立の中高一貫校10校を順次開校する方針を決定。併設型は5校のほか、21年度に水戸一、土浦一の2校、22年度には下妻一、水海道一の2校の開校を予定する。勝田は中等教育学校に改編し、21年度の開校を目指す。(朝倉洋)



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