2019年3月19日(火)

日立でビブリオバトル決戦 自薦本の魅力 熱弁

日立市の「ビブリオバトル決戦大会」でお薦めの一冊を紹介し、最多得票を得た渡辺圭一郎さん=同市末広町
日立市の「ビブリオバトル決戦大会」でお薦めの一冊を紹介し、最多得票を得た渡辺圭一郎さん=同市末広町

■渡辺さん初代V 「言葉知ること楽しい」

お薦め本を紹介し合う日立市の知的書評合戦「ビブリオバトル決戦大会」が9日、同市末広町1丁目の市立多賀図書館で開かれた。5回の予選会を勝ち上がった5人の発表者がグランドチャンプ本を目指して本の魅力を巧みに語り、参加者の投票の結果、グランドチャンプ本には同市久慈町、会社員、渡辺圭一郎さん(30)が取り上げた一冊が選ばれた。

大会は市立図書館4館の合同企画として本年度初めて実施。「人を通して本を知り、本を通して人を知る」をキャッチフレーズに掲げ、世代を超えた読書愛好家が集まり、さまざまな種類の本を知ることで、さらに本好きを増やすのが狙いだ。

昨年5月から2カ月に1回、予選会を開催。小学生から70代まで、幅広い年齢層が出場し、制限時間5分以内で持ち寄った本について思い思いに面白さを語り、それぞれチャンプ本を決定してきた。

この日の決戦大会には発表者と合わせ約50人が参加。予選通過者に小学5年生が含まれていたことから、発表時間を3分に短縮して行われた。オスカー・ブルニフィエ著の「自由って、なに?」や池谷裕二著「自分では気づかない、ココロの盲点」など多彩な本が並び、発表者は内容や感じたことなどを丁寧に説明するとともに、観覧者からの質問にも答えた。

最多得票を集めた渡辺さんは、エラ・フランシス・サンダース著「誰も知らない世界のことわざ」を紹介。「この本で出合ったことわざを自分なりに解釈することができる」などと語り掛け、「世界の言葉を知るのは楽しい」と締めくくった。

渡辺さんの普段の読書はミステリーなどの小説が中心ながら、他の分野の本も読みたいと昨年の秋ごろ、市立南部図書館でふと手に取ったのが今回の本だった。ビブリオバトルには観覧者として参加していたが、同11月の予選会に初めて発表者として出場。決戦大会でも観覧者を引き付ける書評を披露し、初代チャンプに駆け上がった。

講評で、市教委子ども読書活動推進アドバイザーの窪木雅啓さんは「いいと思った本は伝えたいことがたくさんある。ビブリオバトルには本の良さを伝え合い、人と人とをつなぐ大きな可能性がある」と話した。

市立図書館4館は来年度も、ビブリオバトルを継続する。第1回予選会は5月に開く予定だ。(川崎勉)



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