2019年3月21日(木)

鹿行広域バス 路線統合、ルート新設 4月から 定期券導入、周遊券は廃止

4月から再編される鹿行の広域路線バス=鹿嶋市宮中
4月から再編される鹿行の広域路線バス=鹿嶋市宮中

鹿嶋、潮来、行方の3市が連携する鹿行地域の広域路線バス3路線が、利用者の低迷や県の補助金打ち切りの影響で4月から大幅に再編される。2路線を統合し「神宮あやめ白帆ライン」とする一方、3市を結んでいた「鹿行北浦ライン」は鹿嶋市内の運行を終了し、潮来行方間のみの新ルートで運行する。

統合する2路線は、鹿嶋-潮来間の「神宮・あやめライン」と、潮来-行方間の「白帆・あやめライン」。新路線となる「神宮あやめ白帆ライン」はショッピングセンターチェリオ(鹿嶋市)から潮来市内を経由し、行方市役所麻生庁舎までの3市間を運行。新たにあそう温泉「白帆の湯」(行方市)を経由する。2路線を統合したことで、乗り換えなしで3市の駅や高校、病院、商業施設などに行き来できるようになった。

便数は1日16便。運賃は200〜500円(障害者と小学生などは半額、未就学児は無料)。新たに定期券(1カ月、3カ月)を導入し、2350円分の回数券(100円券20枚と50円券7枚)を2千円で販売する。

「鹿行北浦ライン」は、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の鹿島大野駅(鹿嶋市)から北浦大橋を渡りJR潮来駅(潮来市)までを結んでいたが、利用者が極端に少ないことを理由に鹿嶋市内の運行を取りやめる。

新ルートは、道の駅いたこ(潮来市)と白帆の湯の間を結ぶ。レイクエコー(行方市)からセイミヤモール麻生店・カワチ薬品麻生店中央(同)を経由して白帆の湯までつながる路線を新設する。JR延方駅(潮来市)から道の駅いたこへのルートは、潮来市街を抜け潮来駅を経由する路線に変更する。

1日の便数は従来の16便から12便に減少し、運賃は全区間200円(障害者と小学生などは半額、未就学児は無料)。現路線で販売している回数券や1日周遊券などはなくなる。

鹿行地域の広域バスは、公共交通の「空白地域」解消を目的に、国や県からの補助金を受け2016年から相次いで運行を開始した。

しかし、利用者が少なく、本年度で県の補助金も打ち切られることから、大幅な再編を余儀なくされた。鹿嶋市秘書政策課は「広域路線バスを取り巻く状況は厳しいが、利用の促進を図っていきたい」と話している。(藤崎徹、石川孝明)

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