2019年4月2日(火)

日本花の会結城農場 桜350品種1000本楽しむ 4月下旬まで

珍しい品種も

350品種のサクラが栽培される「日本花の会結城農場・桜見本園」。ポカポカ陽気の中、散策を楽しむ人の姿もあった=3月25日、結城市内
350品種のサクラが栽培される「日本花の会結城農場・桜見本園」。ポカポカ陽気の中、散策を楽しむ人の姿もあった=3月25日、結城市内

全国の桜の名所づくりを支援する「日本花の会結城農場・桜見本園」(結城市田間)。同園では、3月上旬から4月下旬にかけ、350品種約1000本の桜のリレーが楽しめる。ポカポカ陽気の日、珍しい品種を探しに訪ねた。

同園は日本花の会(東京都)が1970年に開設。約8万平方メートルの中に、野生の品種が植えられる「品種見本園」と植え方の見本「モデルガーデン」がある。同園では、3月10日ごろ、控えめな花を付ける「奥丁字桜(オクチョウジザクラ)」が開花。3月末現在では、一重咲きで薄ピンク色の小彼岸桜(コヒガンザクラ)が見頃を迎え、訪れる人たちを楽しませている。

800品種もある桜。桜と言えば、染井吉野(ソメイヨシノ)を思い浮かべるが、「ソメイヨシノは“新参者”。明治初期から全国に広まった。普賢象(フゲンゾウ)や常磐(トキワ)は、室町時代に既に文献に残っている」と同農場長の田中秀明さん(60)。「江戸時代までは山桜(ヤマザクラ)が主役だった。ソメイヨシノは、お花見シーズンに咲き、生育期間が短く、花付きがいいので人が集まる桜になった」と全国に広まった理由を話す。

同園では、4月上旬から濃いピンク色の「神代曙(ジンダイアケボノ)」。中旬は、結城市生まれの八重桜「舞姫(マイヒメ)」や雌しべが葉のように変化する「一葉(イチヨウ)」などのリレーが続く。それ以降は、平成生まれの黄桜「須磨裏普賢象(スマウラフゲンゾウ)」、1輪に最大600枚の花弁を付ける「鵯桜(ヒヨドリザクラ)」などが園内をにぎわせる。

「国境を越えて愛される花。日本人は桜と言えば、ソメイヨシノを思い浮かべるが、外国人は好みも違う。訪日外国人が増え、新たな桜の名所が生まれる可能性がある」と田中さんは話す。


開園時間は午前10時〜午後3時(土日祝も開園)。問い合わせは日本花の会結城農場・桜見本園(電)0296(35)0235
(鈴木聡美)



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