2019年4月8日(月)

茨城県公認Vチューバー 茨ひより人気上昇中 動画や催し、幅広く出演

県公認Vチューバー「茨ひより」。県のインターネット動画サイト「いばキラTV」のアナウンサーとして茨城の魅力を発信している。(いばキラTVの動画より)
県公認Vチューバー「茨ひより」。県のインターネット動画サイト「いばキラTV」のアナウンサーとして茨城の魅力を発信している。(いばキラTVの動画より)

茨城県公認のバーチャルYouTuber(Vチューバー)の「茨ひより」の人気がじわり広がっている。自治体公認としては初となるVチューバーで、主力の動画の視聴回数はうなぎ上り。各種イベントやメディアに“出演”するなど活動の幅を広げており、本県の魅力発信の一翼を担っている。県は「さらに魅力的な取り組みにチャレンジし、茨城を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。

●若者ターゲット

茨ひよりは、県庁に勤めて3年目の夏、昨年8月3日付で、県バーチャル広報課Vチューバーチームに着任。県のインターネット動画サイト「いばキラTV」の公式アナウンサーとして活躍している。

名前は茨城県の「茨」と「日よりがいい」に由来。茨城らしさや覚えやすさ、平仮名の柔らかい印象などから、応募総数2002件の中から選ばれた。「ひよりん」の愛称で親しまれている。

都道府県の魅力度ランキングで最下位が続く本県の魅力を伝えるため、若者を主なターゲットに「明るく親しみがあり、応援したくなる」をコンセプトに“大抜擢”。大井川和彦知事は「Vチューバーは若者を中心にファンが急増しており、その影響力に今や企業も注目している。国内外での本県の魅力発信に期待している」とする。

●宣伝効果1億超

茨ひよりの主な活動は、いばキラTVのアナウンサーとして、県内のニュースやイベント情報などを発信。月に2本程度、クイズやゲーム実況、質問コーナーなど動画を配信し、県の魅力をバラエティー豊かに伝えている。

国内初の自治体公認Vチューバーとして活動を始めて約8カ月。3月15日現在、テレビや新聞など80件を超えるメディアに取り上げられ、広告換算額は約1億7千万円。これまでに公開した動画の視聴回数は累計約86万回に上るという。

いばキラTVのチャンネル登録者数も、茨ひより登場後、急増。約2万7千人増加し、自治体初の登録者10万人を突破した。同時に、茨ひよりの公式ツイッターのフォロワー数も1万4千人を超え、多くのファンを獲得している。

動画出演以外の仕事としては、今年秋の茨城国体に合わせて開催されるeスポーツ大会のイメージキャラクターに任命。昨年のプレ大会では、県庁を飛び出し、アシスタントMCを堂々と務め上げた。

そのほか、希望する7市に成人式の動画メッセージ提供▽県議選の啓発動画の配信▽高校・大学生対象の情報発信セミナー▽海外展開も視野に入れた英語・中国語版の動画制作-など活動は多岐にわたる。

イラスト集や缶バッジなどグッズ販売も好調。JR水戸駅など県内主要駅のデジタルサイネージを活用したPRにも取り組む。今後は、4月予定のインターネット動画サイトと連動した大型イベント「ニコニコ超会議2019」への出展・出演も予定している。

●生き残りを懸け

県プロモーション戦略チームは、本県の魅力発信を効果的に行うため、「茨ひよりが今後も高い注目度を保っていくことが重要」と強調。自治体初としてフル回転で駆け抜けてきた茨ひよりだが、現在Vチューバーは7千体ほどいるといい、2019年度は「もう“初物”のアドバンテージはない。生き残りを懸けた年」と位置付ける。

今後は活動の幅を広げ、さらなる露出度アップ、認知度アップに努める考え。同チームは「これからも多彩な企画に挑戦し、楽しみながら茨城の魅力を知ってもらえる動画を配信していきたい」としている。(朝倉洋)



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