2019年4月9日(火)

改元便乗 ニセ電話 茨城県内で被害相次ぐ 「カード変更」口実に

改元に便乗したニセ電話詐欺への注意を呼び掛ける県警のひばりくん防犯メール
改元に便乗したニセ電話詐欺への注意を呼び掛ける県警のひばりくん防犯メール

5月1日の改元を前に、茨城県内で「元号が変わるのでキャッシュカードを変える必要がある」などという改元を口実にしたニセ電話詐欺被害が相次いでいることが8日までに、県警への取材で分かった。今月1日には新元号「令和」が発表されたことから、県警は改元に便乗したニセ電話詐欺が今後も増える可能性があるとして警戒を強めている。担当者は「警察官などがキャッシュカードを預かることは絶対にない」などと注意を呼び掛けている。

茨城県警捜査二課によると、県内での被害は昨年から出始めた。同11月13日、結城市の女性方に市役所職員や銀行職員をかたる男らから電話があった。男らは「平成から元号が変わるからキャッシュカードも変わります」などと、半年先の改元を理由に今のカードを預かると言って女性をだました。女性は自宅に現れた男にキャッシュカードを手渡してしまった。

今年2月12日には、取手市の女性方が被害に遭った。取手署員や県銀行協会などをかたる男らが自宅に電話してきて、「元号も変わるし新しいカードが必要」などと言った。女性は自宅を訪れた男にキャッシュカードを手渡した。同様の被害は3月7日にもあった。河内町の女性が金融機関の職員をかたる男らにキャッシュカードをだまし取られた。

いずれの女性もキャッシュカードを取られるとともに口座の暗証番号を教えてしまった。口座からそれぞれ現金50万円が引き出されていたという。

県銀行協会(水戸市)によると、改元によってキャッシュカードが使えなくなったり交換することはない。担当者は「不審な電話がかかってきたらすぐに警察に通報して」と語った。

社会的に話題となる出来事に便乗した詐欺は過去にも相次いでいる。1日に新元号「令和」が発表され、5月1日の改元がより話題に上るようになった。このため県警は同様の手口による詐欺が増える可能性が極めて高いと見ている。

同課は、ニセ電話詐欺を防ぐ有効な対策の一つとして身に覚えのない電話に出ないことを提案している。担当者は「自宅にいる場合にも常に留守番電話に設定して」と、直接、男らと話さないよう呼び掛けた。(露久保翔)



次の記事:土浦市初の女性市長 現職の5選を阻む

全国・世界のニュース

2019 年
 11 月 14 日 (木)

メニュー
投稿・読者参加
サービス