2019年4月12日(金)

笠間市 自転車保険の加入義務化 10月条例施行、茨城県内初

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自転車に乗って交通事故を起こし、高額の賠償責任を負う事例が全国で相次いでいるのを受け、笠間市は10月、自転車の安全意識高揚と事故の未然防止を図るため、自転車利用に関する条例を施行する。自転車保険の加入と、幼児用乗車装置に乗せた子どもへのヘルメット着用を義務付けたのが特徴。罰則の規定はないが、いずれも茨城県内初の試みという。

条例は市議会の3月定例会で可決、制定された。

市は、ペダルとサドルが2人分付いた2人乗り自転車「タンデム自転車」が今月から公道走行解禁となるなど、自転車利用者のさらなる増加を見据え、安全意識の高揚と事故の未然防止を図るため、条例の制定に踏み切った。

条例のポイントは、自転車保険への加入と、幼児用乗車装置に幼児を乗せた際のヘルメット着用を自転車利用者に義務付けた点。保険は未加入でも罰則はないが、義務を怠ったり、迷惑行為が原因で事故を起こした場合、過失の認定に影響を及ぼす可能性がある。

市市民活動課は「保険にはさまざまなタイプがある。自転車専用の保険に加入していなくても、一般的な傷害保険や家族の保険特約でカバーできる場合が多い。自分や家族の保険加入状況を確認した上で対応してほしい」としている。

自転車利用者の保険加入を巡っては、大阪や兵庫などの6府県と、名古屋、京都など5政令指定都市が条例で義務付け、県内ではつくば市と取手市が努力義務としている。

一方、保険への加入を促す方策を検討していた国土交通省は3月、「制度づくりは非常に困難で、自転車利用が阻害される恐れもある」と、一律の加入義務付けを見送る考えを表明。当面は全国の自治体による条例制定を後押ししていく方針という。(沢畑浩二)



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