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茨城県、支援組織立ち上げ 宇宙ビジネス参入促進へ

宇宙ビジネス参入に向けて自社の技術をPRする企業=つくば市役所
宇宙ビジネス参入に向けて自社の技術をPRする企業=つくば市役所


宇宙ビジネスに挑戦するベンチャー企業創出や茨城県内企業の新規参入を促そうと、県は23日、「いばらき宇宙ビジネス創造コンソーシアム」を立ち上げた。つくば市役所で同日、発足式が開かれ、企業や関係行政機関などから約80人が参加。各社の事業や行政の支援策などが紹介され、参加者同士が今後の連携に向け情報交換した。

同コンソーシアムは、県内外の企業が正会員となり、大学や研究機関、行政、金融機関など賛助会員(オブザーバー)の協力を得ながら新事業創出などを目指す。

この日は、内閣府や経済産業省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが技術支援や財政支援などの各施策を説明。宇宙ビジネスに投資する投資家などが、急速に市場規模が拡大する宇宙ビジネスの現状などを紹介した。

参加企業によるプレゼンテーションもあり、宇宙ビジネスに関心を持つ中小企業や宇宙分野の製品・サービスを提供するベンチャー企業など12社が自社の技術や商品をPRした。参入に向け、医療機器などの精密な金属加工技術をアピールしたサンテクノ(行方市芹沢)の西村真理子社長は「宇宙に実際に飛び出している方の話を聞いて刺激になった」と話した。(長洲光司)

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