2019年4月26日(金)

水戸京成百貨店 食品売り場改装強化 新たなブランド導入へ

食品売り場のリニューアル計画を進める「京成百貨店」=水戸市泉町
食品売り場のリニューアル計画を進める「京成百貨店」=水戸市泉町

水戸京成百貨店(水戸市、斎藤貢社長)は「京成百貨店」(同市泉町1丁目)地下1階の食品売り場のリニューアルに年内にも乗り出す。新店開業後これまで衣料や化粧品売り場などで改装を強化し、従来の顧客層と比べ、より若い世代を意識したブランドを取り入れるなど売り場の活性化を積極的に図ってきた。全国的に地方百貨店を取り巻く環境は厳しさを増すが、食品部門は有名店の菓子や総菜がそろう「デパ地下」人気で好調となっており、食の安全・安心問題への関心が高まる中、高品質な食品へのニーズに対応していく。

食品売り場は約3530平方メートル。有名ブランドをそろえる贈答向け商品などの販売が堅調に推移しているという。斎藤社長は「食品は身近なもの。(売り場をのぞいて)普段食べないものや、ちょっとおいしいものをというお客さまの嗜好(しこう)に応えていく」とし、「今まで入っていない、新たな核となるブランド」(斎藤社長)の導入を図る計画だ。1人暮らしや共働きなど、生活スタイルの多様化に合わせ、総菜も強化していく考え。

京成百貨店は、撤退したボンベルタ伊勢甚水戸店跡地に建設された再開発ビルの核店舗として2006年に開業。売り場面積は約3万3500平方メートルと旧店舗の約2・6倍に広がり、「ルイ・ヴィトン」「ティファニー」など新規導入した人気ブランド店や若者に人気のある雑貨の「ロフト」などを原動力に集客力を高めた。

新店開業から13年が経過し、ここ数年は各売り場のリニューアルを強力に進めてきた。好調な化粧品売り場にボディーケアの「サボン」やメーキャップブランド「マック」を導入。紳士服でも「ポールスミス」「タケオキクチ」「ブラックレーベル」など若い世代を対象にしたブランドを取り入れている。

中心市街地では周辺に店が少なく、スーパー代わりに毎日買い物にくる客も多いが、生鮮食品はスーパーなどとの価格競争、店舗周辺地域の高齢化や空き家の増加などが逆風になっているという。「これまでほとんど手を入れてこなかった」(斎藤社長)という食品売り場の改装は、一連のリニューアルの仕上げとなる。斎藤社長は「イベントなどの機会を捉え、ほかでは売ってないものを味わっていただきたい」と話している。
(長洲光司)



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