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二科茨城支部展開幕 作風多彩 華やかに350点

第57回二科茨城支部展の開幕セレモニーであいさつする支部顧問も務める田中良・二科会理事長(左)=水戸市千波町
第57回二科茨城支部展の開幕セレモニーであいさつする支部顧問も務める田中良・二科会理事長(左)=水戸市千波町


「第57回二科茨城支部展」(二科茨城支部、茨城新聞社主催)が11日、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開幕した。洋画、彫刻、写真、デザインの4部門に、支部同人の新作と一般公募入選作の計350点が出品され、多くの来場者が見入っていた。16日まで。入場無料。

同展には、公益社団法人二科会の理事長で支部では顧問の田中良さんをはじめ、同会理事の山中宣明支部長ら会の重鎮やベテランから、30代の新進若手を含め、秋の中央の二科展に向けての意欲を示す新作を発表。作風も多彩で、華やかな内容となっている。

セレモニーでは、主催者を代表し、田中理事長が「平和でなくてはならない」と戦争経験世代として、文化活動に込める思いを披歴。茨城新聞社の小田部卓社長は「95歳の田中先生にあやかり元気が大事だ」と支部のさらなる飛躍に期待を込めた。来賓の日本芸術院会員、能島征二さんらも、同支部の茨城の文化への貢献と充実した活動をたたえた。

同展では、メインの展示のほかに、視覚障害者と美術を近づける「触って観(み)るアート」、災害復興支援を掲げたチャリティー小品展も併せて開かれている。(佐川友一)

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