2019年5月14日(火)

群馬・バス転落 「白バス」営業疑いも 逮捕の男、事業許可得ず

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群馬県南牧村で10日に停車中のマイクロバスが登山道付近の斜面から転落し、車内にいた取手市の山岳愛好団体の登山客12人が重軽傷を負った事故で、バスは無許可で有料運行する「白バス」だった疑いがあることが13日、関東運輸局茨城運輸支局への取材で分かった。同支局によると、群馬県警に業務上過失傷害の疑いで逮捕、送検された守谷市、自営業、容疑者の男(66)が個人事業者として、道路運送法に定められた貸し切りバス事業の許可を得ていなかった。

事故は10日午後2時50分ごろ、同村の烏帽子岳登山口の駐車場付近で発生。運転していた容疑者の男がバスを離れた際、約50メートル自走した後、斜面を約20メートル落ちた。同県警によると、容疑者の男は「サイドブレーキは引いたが、甘かったかもしれない」と供述している。

同支局によると、容疑者の男は同法に定められた国の許可について、マイクロバスのレンタカー業は得ていたが、貸し切りバス事業は得ていなかった。転落したバスは事業用の緑ナンバーではなく、自社で所有する白ナンバーのレンタカーとみられる。

運送の対価をもらった場合、同法違反(白バス営業)に当たる可能性があり、同局は「群馬県警の捜査を見守りつつ、違反がないか調べたい」としている。

同県警は11日、容疑者の男が経営する会社を家宅捜索。乗客との金銭のやりとりがあったかどうかなど、運行の経緯を詳しく調べている。

容疑者の男はバスを運転して登山客の男女18人を乗せ、取手市から日帰りで現地を訪れた。同県警によると、けがをした12人のうち、同市と守谷市に住む、いずれも70代の女性2人が腕や手を骨折する重傷を負った。



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