2019年5月14日(火)

めぶきFG 19年3月期 純利益463億3800万円 資金利益が増加

決算発表するめぶきFGの笹島律夫社長(左)=水戸市南町
決算発表するめぶきFGの笹島律夫社長(左)=水戸市南町

めぶきフィナンシャルグループ(FG、東京、笹島律夫社長)が13日発表した2019年3月期連結決算は、経常利益が前期比9・4%増の695億3300万円、純利益が同7・5%増の463億3800万円だった。収益の柱となる資金利益が有価証券運用益を中心に伸び、コンサルティング営業の強化による法人向け手数料収入の増加が底上げした。

一般企業の売上高に当たる経常収益は同9・8%増の2881億3900万円。本業のもうけを示すコア業務純益は、傘下の常陽銀と足利銀行(宇都宮市)の合算で同11・58%増の821億8300万円だった。

有価証券運用益のうち、私募投信の解約益が大幅に増加。米長期金利の上昇に伴う米国債の損切りを行い、比較的利回りが高い欧州債にシフトした。貸出金残高や外貨建て融資が増え、超低金利下で低迷してきた貸出金利息がプラスに転じた。

両行の経営統合による相乗効果は85億円に上り、当初の年間計画を59%上回った。自己資本比率は3月末で同0・44ポイント悪化の9・94%。期末配当金は前期と同じ1株当たり5円50銭とし、上半期と合わせた年間配当は11円とした。株主への利益還元姿勢をより明確化するため、20年3月期以降は自社株買いを含めた株主還元の度合いを示す「総還元性向」30%以上を目安とする。

常陽銀単体の決算は経常利益が同16・9%増の432億1千万円、純利益が同12・6%増の287億2900万円。足利銀は経常利益が同8・4%減の286億5500万円、純利益が同46・5%増の312億9100万円。

めぶきFGの20年3月期の業績予想は経常利益580億円、純利益400億円と減収減益を見込む。高金利の日本国債の償還が集中し有価証券利息が減少するほか、来年1月の基幹システム統合費25億円を計上したことが要因。

めぶきFGの笹島社長は第2次中期経営計画(19〜21年度)で示した最終年度の連結純利益470億円程度の目標を念頭に「コストの削減とトップライン(売上高)の増強で効果を発揮し、回復の軌道に乗せていく」と力を込めた。

めぶきFGは同日、初の女性社外取締役が内定したとする役員人事を発表した。(小野寺晋平)



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