2019年5月15日(水)

稲敷の路線バス・十余島線、20年廃止 神崎線新設、ワゴン車検討

2020年3月で廃止予定の桜東バス十余島線=稲敷市結佐
2020年3月で廃止予定の桜東バス十余島線=稲敷市結佐

稲敷市東地区を走る路線バスの再編が進められている。利用者が減少している「桜東バス十余島線」が2020年3月末に廃止を予定しており、新たに「桜東バス神崎線」が同年4月からの運行を目指す。同市は高齢者らの移動手段の確保を見据え、集落内を走るワゴン車交通の導入も検討している。

十余島線は、同市役所東支所などを経由し、同市福田の西小学校前と西代間を結ぶ。同市によると、人口減少やスクールバスの導入により、利用者が減少。路線存続のため、17年度は桜東バス全体に市の補助金約4千万円が充てられた。

こうした状況から、市では十余島線の廃止を予定し、新たに集落内を走るワゴン車交通の導入を検討している。ワゴン車交通は、東地区内のみを走行し、ルートは曜日ごとに変える予定だ。需要のある江戸崎や佐原方面へも行きやすいよう、幸田車庫や同市西代のショッピングセンター「パルナ」などの交通結節点への経由を考えている。市は「具体的なルートや乗降場所、ダイヤはワゴン車交通を必要としている住民と意見交換をしながら決めていく」としている。

新たに運行を予定している神崎線は、浦向や幸田を経由し、江戸崎と千葉県神崎町のJR下総神崎駅を結ぶ。市は同町の道の駅「発酵の里こうざき」にも乗り入れられるよう調整しており、20年4月の運行開始を目指している。

同線は桜東バスから提案があったほか、市が実施した住民アンケートでも、一定の利用が見込まれることから運行の検討に入った。市は存続の目安として、1便当たり2・4人以上の利用があること、運賃収入で経費の30%以上を賄うことの2点を掲げ、下回った場合は再編や廃止を考えるという。市は「地域住民と協議しながら再編を進め、利便性と持続性の両立を目指していきたい」としている。(松原芙美)



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