2019年5月16日(木)

常総・廃材火災 保管、基準超える高さ 茨城県が行政指導していた

消火活動が続く常総市の廃材置き場火災=16日午後7時ごろ、同市坂手町
消火活動が続く常総市の廃材置き場火災=16日午後7時ごろ、同市坂手町

常総市坂手町の廃材置き場で15日朝に発生した火災は、17日になっても煙が立ち上がったまま鎮火のめどが立たず消防は24時間態勢で消火活動を続けている。廃材置き場を管理する古物業「立東商事」に対し、茨城県が昨年8月、行政指導として廃材の保管方法について改善を求めていたことが16日、分かった。県は今月22日に改善策が講じられたかどうか現地確認する予定だった。

使用済み家電を巡っては、国は不適切な保管によって火災など生活環境の汚染を招くとして廃棄物処理法を改正。昨年4月から使用済み家電を保管・処分する事業者は県への届け出が必要となり、保管や処分の基準も定められた。

法改正を受けて県内の事業者への立ち入り調査を行っていた県は昨年8月20日、同社への調査も実施。屋外で保管する場合の国の基準は高さ5メートルまでだったが、同社の廃材置き場には基準を超える高さまで積み上がっており、土壌や地下水の汚染防止策も講じられていなかった。

このため県は口頭で改善を求め、その後2回にわたって行政指導文書も出していた。同社が同年9月に県に提出した改善計画書には「7カ月半かけて保管方法を改善する」と書かれていたため、県は今月22日に現地を訪れ改善されたかどうか確認する予定だった。

しかし常総広域消防本部によると、出火当時、使用済み家電は約10メートルの高さまで積み上がっており、実際には改善策は進んでいなかった可能性がある。



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