2019年5月26日(日)

小澤さん、26日の初日は降板 水戸室内管弦楽団定期演奏会 28日に向け静養

24日夜に東京都内で行われた水戸室内管弦楽団の公演で指揮をした小澤征爾さん(中央右)。左は共演したピアニストのマルタ・アルゲリッチさん=東京都新宿区(©堀田力丸撮影)
24日夜に東京都内で行われた水戸室内管弦楽団の公演で指揮をした小澤征爾さん(中央右)。左は共演したピアニストのマルタ・アルゲリッチさん=東京都新宿区(©堀田力丸撮影)

水戸室内管弦楽団(MCO)の第103回定期演奏会が26、28日、水戸市五軒町の水戸芸術館コンサートホールATMで開かれる。体調に不安のある総監督、小澤征爾さん(83)が指揮をするかに注目が集まっているが、同館は25日、東京での24日の公演に出演し「体力の消耗が著しい」として、定演初日の出演を見合わせると発表した。28日の公演に向け、静養するという。

定演は、両日とも午後7時開演。プログラムは、指揮者なしでハイドン「交響曲第6番〈朝〉」、ウェーベルン「弦楽のための5つの楽章」(第1部)の後、小澤さんの指揮によるベートーベンの「ピアノ協奏曲第2番」(第2部)が組まれていた。

ピアノ協奏曲は、ピアニストのマルタ・アルゲリッチさんとの共演。小澤さんの出演が実現すれば、MCO定演では2017年10月以来、約1年半ぶりとなり、地元を含むファンの期待は高まっている。

10年以来、病やけがとの闘いを続けている小澤さんは、今年3月、京都市でのオペラ公演に出演後、急性気管支炎で入院。その後のオペラ公演を降板した。4月25日には、長野県松本市で8〜9月にある音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル」での指揮の見送りを発表している。

そんな中、5月24日、「別府アルゲリッチ音楽祭」の一環として行われたMCOの東京公演で、今回の定演と同じプログラムで指揮をした。上皇ご夫妻も鑑賞された。臨場した水戸芸術館のスタッフは「水戸(の公演)へも意欲を見せて帰った」(関根哲也・音楽部門主任学芸員)という。

ただ、体力に不安が残る状況は変わっていない。同館は25日午後7時50分すぎになって、「24日の公演後の体力消耗が著しく、大事を取り降板する。公演は指揮者なしで、プログラム通り開催する」と発表した。

MCO定演ではかつて、小澤さんの不出演を公演当日に発表し、聴衆の不興を買ったこともある。今回は、小澤さんが出演しない可能性も事前に告知し、払い戻ししないと断った上で、チケットを販売した。同館によると、680席(補助席含む)が初日の26日はほぼ完売したが、28日は売れ残りが出た。「健康状態が織り込まれたのではないか」との見方も出ている。(佐川友一)



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