2019年5月29日(水)

100キロ走でボランティア 五霞中生、笑顔と掛け声

ランナーに野菜や氷

元気な掛け声と冷やした野菜を配ってランナーをもてなす五霞中の生徒たち=五霞町江川
元気な掛け声と冷やした野菜を配ってランナーをもてなす五霞中の生徒たち=五霞町江川

五霞町元栗橋の五霞中学校(森田恵美子校長)が、年間を通したボランティア活動に積極的に取り組んでいる。生徒のコミュニケーション能力や向上心を高めるのが狙いだ。19日に開催されたマラソン大会「柴又100K(ひゃっけい)」では、同町産の野菜などを配りながら、笑顔と元気な掛け声で市民ランナーの疲れを癒やした。

「トマトはどうですか」「頑張ってください」。折り返し地点となった同町江川のごかみずべ公園に大きな声が響く。「これが食べたくて参加したんだよ」。冷たい野菜や食べ物を手渡されたランナーに、冗談と笑みがこぼれた。

柴又100Kは、東京都葛飾区の柴又公園を発着点に、江戸川沿いを走る大会。往復100キロコースには1990人が参加した。町は地域のPRを兼ねて毎年ボランティアを募り、キュウリやスイカ、氷などを配布して、出走者と大会を下支えしている。

同校は朝のあいさつ運動や花壇の水やりなどのボランティア活動を通じ、地域と交流を深めている。今年は同町で開催される茨城国体ウオーキング大会で、町の史跡紹介や運営に協力するなど、町内イベントにも計6回参加する予定だ。

この日はJRC委員会と生徒会、希望者の18人が参加した。「どうしたらランナーに喜ばれるか」を意見交換した事前のワークショップを踏まえ、目線や表情をうかがいながら、相手の立場に立った活動を実践した。

同校3年、金子純香さん(14)は「笑顔で『ありがとう』と返してもらえた」と、初めての活動に充実感を持った様子。同、鳩貝猛人さん(14)は「人と触れ合えるボランティアを今後もやってみたい」とやりがいを感じていた。

森田校長は「生徒がそれぞれ持つ良さを発揮してくれた。体験がやる気や自信につながり、成長の糧になってくれれば」と目を細める。大会関係者は「子どもたちがいると華になる。少子高齢化でボランティアが少なくなる中、ありがたい」と感謝を口にした。(溝口正則)



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