2019年5月31日(金)

元小学校長・下妻の篠山さん 「祖母の教え」絵本に

孫の「どうして」に回答

祖母の教えを本にまとめた篠山孝子さん=下妻市下妻丙
祖母の教えを本にまとめた篠山孝子さん=下妻市下妻丙

下妻市下妻丙の元小学校長、篠山孝子さん(85)が、自身の祖母の教えを紹介したエッセースタイルの絵本「お日さまのようなおばあちゃん」(銀の鈴社)を刊行した。孫の「どうして?」という素朴な疑問に、祖母が愛情あふれる語り口で返す。読み聞かせにぴったりな一冊として家族で楽しめそうだ。

篠山さんは元国語教師で、水海道市(現常総市)立五箇小校長を務めた。詩歌集など多くの著書がある。

登場人物の祖母は篠山さんが幼少時に面倒を見てもらった本人で、21歳の時に他界したという。孫は篠山さん自身だ。「和裁、作物作り、料理も上手。何でもできる人だった」と振り返り、祖母の教えは子どもや孫に伝えてきた。それでも「何一つ、お返しはできなかった」との思いが残り、「おばあちゃんに教えてもらったことを周りにお裾分けしたい」と執筆。今月1日に発行された。

同書で孫が祖母に問うのは身近な花々や神様、畑仕事などさまざま。その一つ、孫が「たんぽぽの花はどうしてみんなきいろいの?」と問い掛けると、祖母は「それはね 踏まれても つらくても どんな場所でも 下に根をはり いっぱい日の光を受けて 花を咲かせつづけているからよ」と答えてみせる。

祖母と孫の心温まる言葉のやりとりに、篠山さんは「子どもには真っすぐ教えることが大事。子育て中の人たちにぜひ読んでもらいたい」と話している。

篠山さんの文と絵を担当した野の花画家・阿見みどりさんの郷愁を誘う画風が相まって、気持ちが和らぐ作品となっている。

同書はオールカラー、A5判変形の32ページ。定価1200円(税別)。(小林久隆)



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