2019年6月25日(火)

桜川市と真壁高 サクラ診断、腐朽進む 18年度 61本調査「処置必要」

樹木調査に取り組んだ県立真壁高校の生徒たち=桜川市役所真壁庁舎
樹木調査に取り組んだ県立真壁高校の生徒たち=桜川市役所真壁庁舎

桜川市と県立真壁高の官学連携協定に基づく、同校生徒による国指定天然記念物「桜川のサクラ」の樹木調査結果報告会が19日、同市役所真壁庁舎で開かれた。3年目を迎えた昨年度は61本を調査したが、腐朽などが進んでいることから、適切な処置が必要なことが指摘された。

調査は、同校環境緑地科造園コース、環境工学コースの3年生計8人が授業の一環で取り組んだ。同科の社会人講師で、樹木医の古谷孝行さんの指導を受け、同市磯部の櫻川磯部稲村神社と磯部桜川公園で昨年11〜12月に実施。初期診断として、樹高、幹の太さのほか、枯れ枝、病気、腐朽などを1本ずつ確認した。

古谷さんの報告では、「全体の活力が下がっており、腐りが進行している状態。公園内の土は堆積物の循環が絶たれ、とても固く、管理方法を改善する必要がある」などと指摘した。

3年間で計218本の調査を終えた。同神社や公園には約700本、天然記念物に指定されただけでも300本の桜があり、同校は今後も調査を続けていく考え。

生徒から報告書を受け取った大塚秀喜市長は「皆さんの調査は、日本一のヤマザクラの里の実現に向け大きな力となっている」、同神社の磯部亮宮司は「公園内の桜は人が植えたもので、最後まで人が見ていかないといけない。若い人の協力を得ながら、しっかり残していきたい」とそれぞれ話した。

生徒を代表し、武井翔也さん(17)は「慣れない調査だったが、分担することで自信を持ってできた。歴史ある桜を知ることができてよかった。今後も地域のために何ができるかを考えたい」と話した。(平野有紀)



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