2019年7月1日(月)

J2水戸・伊藤「感謝しかない」 J1横浜Mに完全移籍

最後の練習 仲間、サポーターに別れ

たくさんのサポーターからエールを送られる伊藤槙人(左)=アツマーレ
たくさんのサポーターからエールを送られる伊藤槙人(左)=アツマーレ

J1横浜Mへの完全移籍が発表されたJ2水戸のセンターバック、伊藤槙人が30日、3年半在籍したクラブで最後の練習を行った。水戸の選手がシーズン途中にJ1クラブへ“個人昇格”するのは、塩谷司(広島→アル・アイン=アラブ首長国連邦)以来7年ぶり。この日、多くのサポーターから「ありがとう」「これからも応援します」などと声を掛けられた伊藤は「感謝しかない」と話し、選手、サポーターらとの別れを惜しんだ。

どん底から国内トップリーグへはい上がった。伊藤は静岡県出身の26歳。浜名高、駒大を経て2015年にJ2千葉に加入するも、1年で契約満了という屈辱を味わった。16年に合同トライアウトで水戸に加入。17年にはJ3藤枝への期限付き移籍も経験。この時は「絶対にここで終わらない」という反骨心を支えに、練習に没頭したという。

18年、水戸に長谷部茂利監督が就任すると出場機会が増えた。空中戦での強さや的確なカバリングを武器に、第6節から徐々に先発出場を得て第18節以降は全試合フル出場。今季も第19節まで先発フル出場し、リーグ最少失点の堅守に貢献していた。

ビルドアップ能力も向上。攻守両面で活躍するDFに育った。「シゲさん(長谷部監督)に使ってもらい、成長させてもらった」と感謝する。

約1カ月前、複数のJ1クラブからオファーが届いた。水戸でJ1昇格という目標を抱いており、チームを離れることには葛藤もあった。それでも「ずっとJ1を目指していた」と決断。「チームが上位にいるから注目してもらえた。チームメートに感謝しかない」と仲間への思いを述べた。

印象に残っている試合はないという。「1試合1試合必死だった。思い付かない」。サポーターに対しては「どんなときも厳しくも温かい言葉を掛けてくれた」と感謝し、「水戸がJ1に行くために、これからも選手をサポートしてほしい」と願った。

J1での活躍を誓う。「自分が成長したという実感はない。まだまだこれから。一歩一歩積み上げていく」
(藤谷俊介)



次の記事:モルタル遺体 長女に「セメントやるよ」

全国・世界のニュース

2019 年
 7 月 17 日 (水)

メニュー
投稿・読者参加
サービス