2019年7月5日(金)

モルタル遺体 妻に懲役23年判決 水戸地裁「計画的で悪質」

氏家美穂被告
氏家美穂被告

かすみがうら市のアパートで昨年、同居の夫(33)の首を絞めて殺害し、遺体をモルタルで固めて遺棄したとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われた住所不定、無職、氏家美穂被告(45)の裁判員裁判判決公判が5日、水戸地裁であり、寺沢真由美裁判長は「身勝手かつ短絡的な動機による非常に悪質な犯行」として、懲役23年(求刑同25年)の判決を言い渡した。

寺沢裁判長は判決理由で、夫の昇さんを毒殺しようと事前に農薬を購入していたことや、当時11歳の長女に殺害の可否を確認させていたことを挙げ、「一定の計画性があり、非常に悪質な犯行」と指摘。犯行を手伝うのを拒んでいた長女を加担させたのは「強く非難に値する行為で、相当の殺意があった」と述べた。

弁護側が、昇さんが育児や家事に非協力的で酒癖が悪かったことに被告が過度のストレスを抱えていたとの主張に対し、「ストレス発散のために被告が行った過度の浪費は一定の範囲を超えており、昇さんに落ち度はない」と一蹴。一方で「犯行を認めて一応反省しており、前科もない」と情状を考慮した。

寺沢裁判長は最後に被告に対し「刑期は長くつらいと思うが、残された子どもたちはこれからもっとつらい人生を歩むことになる。服役中は子どもたちが新たな生活を送れることを祈って」と語り掛けた。

判決によると、被告は昨年2月17日ごろ、自宅で、寝ていた昇さんの首をスマートフォンの充電ケーブルで絞めて殺害。同3月上旬ごろ、遺体を集草バッグに入れた上、モルタルを流し込んで固め、クローゼット内に遺棄した。 (海老沢裕太郎)



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