2019年7月10日(水)

安西、ポルトガル1部へ J1鹿島→ポルティモネンセ 完全移籍 「日本一のサイドバックに」

ポルティモネンセへの完全移籍が決まり、取材に応じた安西=クラブハウスグラウンド
ポルティモネンセへの完全移籍が決まり、取材に応じた安西=クラブハウスグラウンド

J1鹿島は9日、DF安西幸輝(24)がポルトガル1部のポルティモネンセへ完全移籍するクラブ間の基本合意に達したと発表した。今後は現地でのメディカルチェックなどを経て正式契約を結び、14日に合流する予定。

昨季J2東京Vから鹿島に加入したサイドバック。MFを含めた両サイドをこなし、昨季は公式戦50試合に出場。豊富な運動量とドリブル突破が売りで、今季は公式戦22試合3得点。

同日、取材に応じた安西は「シーズン途中で抜けてしまう部分で悩んだが、僕の目標は上にあった。海外挑戦はラストチャンス。オファーが来たら行こうと思っていた」と決断の理由を説明。

鹿島に在籍した1年半は成長を実感する日々で、「ここまで来るのに鹿島というチームがなかったら成り立っていない。シーズン途中に送り出してくれる強化担当者、監督、チームメートに感謝している」と話した。

海外移籍を求めた背景には二つの経験がある。一つ目は昨季出場したクラブ・ワールドカップ(W杯)3位決定戦のリバープレート(アルゼンチン)戦。0-4の大敗を喫し、「自分を変えないといけないと本気で思った。相手はここで活躍してビッグクラブに行くという意志がプレーに出ていた」と相手選手から強い上昇志向を感じた。

二つ目は3月に初招集された日本代表での活動。海外でプレーする選手と試合、練習をともにしたことで、「スピード感が違う」とレベルアップの必要性を痛感した。

目標に据えるのは、2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会。「スタメンで出場するためには海外でもまれないといけないし、ステップアップしないといけない」と言う。また憧れである内田は11年のシャルケ(ドイツ)時代に欧州チャンピオンズリーグ(CL)4強を経験しており、「篤人君と同じ景色を見たいし見ないといけない」と夢を膨らませる。

ポルティモネンセは昨季18チーム中12位の中堅クラブ。日本人選手との関わりが強く、かつては東京V時代の先輩である中島(ポルト)が活躍した。獲得のオファーは6月上旬。同クラブは将来的にビッグクラブへの移籍を見据え、「ステップアップに使ってくれ」と伝えたという。

鹿島で得た自信を胸に、さらなる進化を求めて-。「日本で一番いいサイドバックになるために行く」。覚悟を決めた男の新たな挑戦が始まる。(岡田恭平)



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