2019年7月23日(火)

引きこもり支援考える 行方で交流会 当事者、家族が思い語る

参加者に経験を伝える木本一颯さん=行方市山田
参加者に経験を伝える木本一颯さん=行方市山田

引きこもりへの理解を深めようと「ひきこもり・不登校/つながり・考える対話交流会」が、行方市山田の市北浦公民館で開かれた。鹿行地域を中心に県内から引きこもりの当事者や家族、関心を持つ市民ら70人が参加。当事者やその家族が経験や切実な思いを語り、交流することで支援の在り方について考えた。

講話には、うつ病を発症して13年間引きこもり状態の男性と母親、「行き場のない人の居場所」としてシェアハウスを営む木本一颯さんの2組が登壇した。

9年調理師として働き、転職をきっかけにうつ病になった男性は、インタビューに答えて当事者の気持ちを述べ「両親が自分を理解してくれると思えるようになった」と引きこもりつつも、家庭内に居場所ができた現状を肯定的に捉えた。

就職後に発症したうつ病をきっかけにシェアハウスを設立した木本さんは、親との関係性を振り返り「愛していると伝え、心を通わせることが大切」と力を込めた。参加者はメモを取ったりうなずいたりしながら聞き入っていた。

小グループに分かれた交流会では、当事者や家族の悩みや疑問などを話し合った。出席した女性は「当事者に行動を押し付けるのではなく、願いを聞くことが大切と思った」と話した。引きこもり支援に取り組む県内団体の紹介もあった。

同会は、家族会や支援についての学習会を定期的に開いており、12月にも神栖市で開催を予定している。(松浦かえで)



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