2019年8月24日(土)

江崎玲於奈賞に染谷氏 東大大学院教授 柔軟な半導体開発

染谷隆夫氏
染谷隆夫氏

ナノテクノロジー(超微細技術)分野で世界的な業績を挙げた国内研究者をたたえる「第16回江崎玲於奈賞」の選考会が23日、つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれ、柔軟で伸縮性に優れた有機半導体を開発した東京大大学院教授の染谷隆夫氏(50)に決定した。授賞式は11月13日、同会議場で開かれ、副賞1千万円などが贈られる。

同賞は県科学技術振興財団とつくばサイエンス・アカデミーが主催し、関彰商事が協賛。選考委員はノーベル賞受賞者の江崎玲於奈、白川英樹、野依良治、小林誠、天野浩の各氏と、元宇宙飛行士の毛利衛氏ら9人が務める。

染谷氏は宮城県出身。有機半導体は極めて薄く軽い電子部品を作れるのが特長で、染谷氏は人の肌やロボットの手など凹凸のある表面に張り付けられる面型触覚センサー(人工皮膚)を開発した。異物を装着していると感じさせずに長時間にわたって体温や心拍数を測ったり、関節や筋肉の動きを解析したりするのに適している。

発表会見で江崎氏は「将来的にはセンサーを体内に埋め込むという画期的な研究で、医学やスポーツ科学での貢献が期待できる」と高く評価した。

県内研究者を対象にした第30回つくば賞、第29回つくば奨励賞の受賞者も発表された。 (吉原宗康)

受賞者は次の通り。(敬称略)

▽つくば賞 広崎尚登(物質・材料研究機構)▽つくば奨励賞(実用化研究部門) 島村清史(物質・材料研究機構)、ガルシア・ビジョラ・エンカルナシオン・アントニア(同)、船木秋晴(フジクラ)▽同奨励賞(若手研究者部門) 林洋平(理化学研究所)



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