2019年9月2日(月)

八千代夫婦殺傷 ベトナム人21歳男逮捕 妻への殺人未遂容疑

グエン容疑者が住んでいた周辺=2日午後8時16分、八千代町平塚
グエン容疑者が住んでいた周辺=2日午後8時16分、八千代町平塚

八千代町平塚の住宅で8月24日未明、住人の無職、大里功さん(76)が刺殺され、妻の裕子さん(73)も重傷を負った事件で、県警の捜査本部は2日、裕子さんに対する殺人未遂の疑いで、ベトナム国籍で近くの農業実習生、グエン・ディン・ハイ容疑者(21)を逮捕した。捜査本部によると、グエン容疑者は、現場に残されていた凶器とみられる包丁と同様の包丁を町内で購入していたことが判明。認否は明らかにしていない。夫婦との関係性や動機などを調べ、功さんが殺害された事件についても事情を知っているとみて捜査している。

逮捕容疑は8月24日午前3時10分ごろ、功さん方で、殺意を持って、刃物のようなもので裕子さんの腹部などを刺し、重傷を負わせた疑い。

捜査本部によると、現場に残されていた凶器とみられる包丁の入手ルートを調べたところ、事件の数日前、同様の包丁を町内のホームセンターで購入した男が浮上。同店の防犯カメラの映像や聞き込み捜査などから、現場と約2・5キロ離れた外国人実習生寮に住むグエン容疑者と特定した。寮にいたところを任意同行を求め、2日午後5時41分、下妻署で逮捕した。

共謀者がいる可能性もあることから、認否は明らかにしていない。グエン容疑者の在留期間は2018年11月27日から1年間。

事件は離れに住む次男(42)が、飼い犬がほえているのを不審に思って母屋に向かい、両親が倒れているのを発見。母屋の一部は無施錠だった。金品の物色の形跡は見つかっていない。捜査本部はグエン容疑者の住居侵入容疑も視野に調べを進めている。

捜査関係者によると、発見時の状況などから、夫婦それぞれの寝室の布団に血痕があったことから、2人は就寝中に急襲された可能性が高い。裕子さんは聞き取りに対し、襲ってきた人物は「男1人のよう」と説明し、刺された理由に関して「思い当たらない」とも話していた。功さんは胸や腹を約10カ所刺され、心臓損傷による出血性ショックで死亡した。

室内には第三者の可能性がある1人分の靴跡があった。現場近くの防犯カメラには不審な人物が写っていた。夫婦が倒れているのが見つかる1時間半ほど前には周辺をうろつく人物が、約20分前には路上を疾走する人物が写っていた。

捜査本部長の高柳節夫県警刑事部長は逮捕後の記者会見で「今後の捜査が大事。全容を解明したい」と述べた。



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