2019年9月11日(水)

常陸太田のおそば屋さんの会 自店の技提供し合う

ブランド向上へ研さん

そばの保存方法などについて意見交換する参加者=常陸太田市稲木町
そばの保存方法などについて意見交換する参加者=常陸太田市稲木町

常陸太田市内で常陸秋そばを提供する店舗などでつくる「常陸太田のおそば屋さんの会」(後藤敏文会長、会員20店)は4日夜、会員店舗で研修会「技術研さん・情報交換会」を開いた。各店のオリジナルの味や店舗運営などの情報を交換して地元のそば店のブランド力の向上を図るとともに、会員間の交流を進めようという試み。「(会員は)ライバルであり仲間」(後藤会長)の取り組みは今後、会場を会員店持ち回りとして、定期的に開催していく。

同会は貴重な地域資源としての常陸秋そば発祥の地を生かし、そば店のブランド力の向上や技術の研さんに取り組み、そばによる交流人口の拡大、地域活性化、後継者の育成などに結び付けようと昨年10月に発足。会員店共通ののれんとのぼり旗を作り、加盟店を紹介する冊子「OSOBA ARUKI」も制作。会員店を対象にしたスタンプラリーを12月31日まで実施している。

同市稲木町の「SOVA TEA 越路」で開かれた研修会では、店主の涌井文志朗さんが参加者を厨(ちゅう)房(ぼう)に案内し、精米機や石臼、そばを打つ台などを開陳し、打ったそばの保存方法なども明かした。

試食しながら、そばの香りやかたさ、麺の太さ、ゆで時間、使用している水、だしを取る時間などのほか、打ち方や提供の仕方、使用する器や箸など幅広く意見を交換した。

涌井さんは「見せられる腹は見せて互いの技術向上につながればという思い。自分も吸収できることもあるので会員間で切(せっ)磋(さ)琢(たく)磨(ま)できれば」と狙いを話した。

キャッシュレス決済の導入や販路拡大・所得向上に結び付く商品開発、地元の特産品をメニューに加える取り組みなどについても話し合われた。

後藤会長は「厨房の中まで見せてもらい貴重な情報もあった。これを機会に全体の底上げにつなげたい」と話した。(飯田勉)



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