2019年9月11日(水)

常総水害4年 防災の誓い新たに 決壊現場で住民ら黙とう

関東・東北豪雨で鬼怒川堤防が決壊した現場で献花する市幹部ら=常総市三坂町
関東・東北豪雨で鬼怒川堤防が決壊した現場で献花する市幹部ら=常総市三坂町

常総水害から4年となった10日、常総市三坂町の決壊現場で追悼行事が開かれた。市や国土交通省、住民ら約50人が水害を伝える記念碑に献花し、犠牲者に黙とうをささげて防災の誓いを新たにした。

4年前の関東・東北豪雨で鬼怒川堤防が約200メートルにわたり決壊し、市面積の約3分の1が浸水。市内で2人が亡くなり、12人が災害関連死と認定された。

神達岳志市長は「二度とあのような災害があってはいけない。今後も自助・共助・公助の連携など、防災に対する取り組みを積極的に進める」と誓った。

上三坂地区では当時、堤防決壊によって8軒が流失し、各世帯が長期避難を余儀なくされた。その後、7軒が元の場所に家を建て直し、再出発を始めている。

2年前に家を再建した渡辺操さん(74)は取材に対し、「大雨が降るたびにあの時を思い出す。住み慣れた場所に戻れただけでも良かった」と現在の心境を語った。

同地区の篠崎三郎さん(71)は「水害後、飲料水を家の2階に保管したり、衣類を入れたリュックサックを準備しておくようになった。今後も大雨情報に気を付け、早め早めの避難を心掛けたい」と話した。

石井啓一国交相は同日の閣議後会見で、残り1年半の期限内に鬼怒川緊急対策プロジェクトの堤防整備を完了させると強調した。(今橋憲正)



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