2019年9月12日(木)

《茨城国体》潮来・オープンウオーター会場 強風で壊滅 2日で復旧 無事開催「ホッとした」

無事開催にこぎ着け、レースを見守る塙誠一事務局次長(左から2人目)らスタッフ=11日午後、潮来市潮来
無事開催にこぎ着け、レースを見守る塙誠一事務局次長(左から2人目)らスタッフ=11日午後、潮来市潮来

いきいき茨城ゆめ国体のオープンウオーターが11日、潮来市潮来の常陸利根川で行われた。同市は9日、台風15号による強風被害と停電に見舞われ、設営が終わっていた大会会場は壊滅的被害を受けた。開催までの2日間、スタッフ総出で再び準備し、何とか開催にこぎ着けた。選手たちのレースを見守った関係者は「まずはホッとした」と胸をなで下ろした。

想定を超える台風被害だった。市国体実行委の塙誠一事務局次長(55)は「経験がないような強風。身の危険を感じた」と振り返る。会場のテント設営などは6日までに完了していた。台風通過に備え、8日には、テントを折り畳み、重りを付けるなどして対策を施していた。

しかし、9日午前6時半ごろ、塙事務局次長が会場に来てみると、テント42張りの約半数が吹き飛び、近くの電線に引っ掛かったり、田んぼに落ちたりしていた。残りの半数も全て破損。レースが行われる水域でも、桟橋の一部が岸に打ち上げられ、競技エリアを区切るコースロープとブイの約4割が流失していた。

競技開催まであと2日。市内は約7割が停電に見舞われていた。スタッフ総出で被害テントの撤去や準備を急いだ。一時は、おもてなしエリアなどのテントを減らし、できる限り復旧させるなどの案も出たが、発電機があり、委託業者からも「当日までの再設営は可能」との回答があった。

ただ停電により新たな課題も浮上。10日午前の時点で、市内に宿泊予定だった全国選手団213人のうち97人分の宿泊施設の電源が復旧していなかった。このため急きょ一部の選手団を鹿嶋市などに宿泊させる調整に追われた。

迎えた大会当日の11日。会場レイアウトは当初予定通り。前日に停電も復旧し、運営は滞りなく行われた。地元の米粉麺を使ったベトナム料理「フォー」の販売や、市内小学生らによる応援が会場を盛り上げた。

塙事務局次長は「多くの関係者の尽力で何とか無事に開催することができた。この経験をプラスに捉え、残る2競技についても万全の準備を進めていきたい」と、次のトライアスロン、ボートの2競技開催を見据えた。(石川孝明)

台風15号の強風で飛ばされ、電線に引っ掛かったテント=9日午前11時34分ごろ、潮来市潮来のボートセンターあめんぼ
台風15号の強風で飛ばされ、電線に引っ掛かったテント=9日午前11時34分ごろ、潮来市潮来のボートセンターあめんぼ


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