2019年9月12日(木)

石岡、角田さん 足こぎ3輪車いす開発

操舵に工夫、負担軽減

新型の足こぎ3輪車いすと開発した角田米男さん
新型の足こぎ3輪車いすと開発した角田米男さん

石岡市府中の建設会社会長、角田米男さん(73)が、新型の足こぎ3輪車いすを開発・製作した。操舵(そうだ)やブレーキのレバーを左右に位置調整できるのが特長で、高齢者や障害者の移動手段の広がりとともに、足のリハビリにもつながると期待している。

これまでの足こぎ車いすは、同レバーが左右どちらかにネジで固定されていた。今回、新たな操舵レバーを開発し、取り外すことなくスライドさせ、位置を自在に変更させることができる。

角田さんはこれまで、建築・土木業に関わる中で、表土の自然環境を破壊することなく移設する「表土移植工法」を開発するなど数々の特許を取得。今回の製作は、同市内の小学生らでつくる「石岡少年少女発明クラブ」の中での発想からヒントを得た。同クラブの役員を務める中、子どもから「障害者のための新たな車いす」が提案され、自身も腰痛に悩み、車いすで一時期生活した体験が、製作の工夫に生かされた。

スライド式操舵レバー付きの新型足こぎ3輪車いすは、長さ約1・4メートル、幅約68センチで、重量は19・5キロ。製作に当たっては、県中小企業振興公社の「いばらき産業大県創造基金事業」の助成金200万円を受けた。

角田さんは、乗り心地の向上を図るためサスペンションも設けたり、足こぎペダルを足に固定させることができたり、工夫を重ねた。「障害者への負担を大きく軽減することが可能になる。実用化したい」と話している。(高畠和弘)



次の記事:水戸の京成百貨店 和洋菓子5店が開店

最近の記事

全国・世界のニュース

2019 年
 9 月 19 日 (木)

メニュー
投稿・読者参加
サービス