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イラストに世界観 「いばラッキー」生みの親 ミウラナオコさん 水戸で企画展 心温まる150点

ミウラナオコさんの世界観が広がる「いばラッキーのママ ミウラナオコ展」=水戸市備前町の常陽史料館
ミウラナオコさんの世界観が広がる「いばラッキーのママ ミウラナオコ展」=水戸市備前町の常陽史料館
茨城国体マスコットキャラクターの応募作品(原画)とミウラナオコさん=水戸市備前町の常陽史料館
茨城国体マスコットキャラクターの応募作品(原画)とミウラナオコさん=水戸市備前町の常陽史料館


茨城国体と全国障害者スポーツ大会のマスコットキャラクター「いばラッキー」のデザインを手掛けた日立市出身のイラストレーター、ミウラナオコさん(57)の企画展「いばラッキーのママ ミウラナオコ展」が17日、水戸市備前町の常陽史料館で開幕した。いばラッキーにも表れている心温まる作風の約150作品が一堂に展示され、ミウラさんの世界観に触れられる。会期は11月30日まで。

ミウラさんは、文化服装学院卒業後、ニューヨークへ留学。その後、イラストレーターの道を志した。2014年、友人の勧めで、茨城国体マスコットキャラクターデザインに応募。2830点の中から最優秀作品に選ばれ、いばラッキーを誕生させた。

同展には、ふすまの紙にいばラッキーの誕生を描いた作品「誕生」や生まれたてのいばラッキーを表した「こんないばラッキー3」などを展示。ミウラさんは「(いばラッキーは)元気や力強さを表現した。選手やスタッフ、応援者も元気になるように思いを込めた」と話す。

そのほか、108個の色鮮やかなドットで表情豊かな「顔」を表現した「108」や、「角川文庫『アルケミスト』」の表紙作品なども見どころで、原画や絵本挿絵などを通してミウラさんの世界観に浸れる。

笠間市から訪れた市川由佳さん(21)は「国体ボランティアに参加するので興味があった。全体的にほんわかしてかわいい」と感想。ミウラさんは「見る人が、はっとしたり、ヒントになったり、ふっと心身が緩んだり、へーっと思ったり、ほっと力が抜けたりと、何か一つ感じてもらえたらうれしい」と話した。

同展は写真撮影可能。開館時間は午前10時〜午後5時45分。月曜休館。入場無料。(鈴木聡美)

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