2019年10月9日(水)

茨城乳配 栃木に共同配送拠点 鹿沼 北関東の物流効率化

茨城乳配が開設した鹿沼共同配送センター=栃木県鹿沼市
茨城乳配が開設した鹿沼共同配送センター=栃木県鹿沼市

食品物流の茨城乳配(水戸市千波町、吉川国之社長)は、栃木県鹿沼市に冷凍・冷蔵食品専用の共同配送センターを開設した。群馬県内に拠点を持つ物流企業と共同運営し、茨城、栃木県と群馬県の配送を分担することで、効率的な物流体制を構築する。さらに東北から東京都内などへの輸送の積み替え拠点として提供し、長距離運転手の日帰りを可能とする。


新設したのは「鹿沼共同配送センター」で、3日に稼働した。同社が北関東に構える物流拠点としては、昨年5月に開設した水戸共同配送センター(水戸市小林町)に次いで5カ所目。業務用食品を中心に取り扱う。

敷地面積は約7千平方メートルで、トラックの接車バース12基を備える。倉庫部分約3千平方メートルのうち、冷蔵機能が9割超、残りを冷凍機能が占める。茨城乳配は全体の約3分の1を利用する。

トラック輸送業界を巡っては、深刻な人手不足に伴う輸配送網の維持が課題とされる。長時間労働の改善も必要となる中、東京都内や埼玉、千葉県などから北関東エリアへの直送が難しくなっているという。

今回のセンター新設で茨城、栃木両県を自社、群馬県内の企業が同県をカバーし、冷凍と冷蔵、常温の3温度帯による食品共同配送網を構築する。さらに東北自動車道鹿沼インターチェンジから5分以内の立地を生かし、東北地方から都内などに荷物を輸送する物流業者の中継拠点として提供する。

茨城乳配は1965年8月設立で、2019年12月期の売上高は約30億円の見通し。吉川社長は「10年以内に売上高を最低でも50億円に引き上げたい」と話している。(小野寺晋平)



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