2019年10月12日(土)

障スポ選手ら離県 教訓残した大会運営 競技会場 仮設物撤去、急ピッチ

地元に帰るため、駅の改札前に集まる全国障害者スポーツ大会出場予定だった選手団。疲れた様子の選手も=11日午前10時37分、JR水戸駅、鹿嶋栄寿撮影
地元に帰るため、駅の改札前に集まる全国障害者スポーツ大会出場予定だった選手団。疲れた様子の選手も=11日午前10時37分、JR水戸駅、鹿嶋栄寿撮影

第19回全国障害者スポーツ大会(12〜14日)が台風19号の影響で中止となったのを受け、既に茨城県入りしていた全国の選手団の大半が11日、JRなどで帰路に就いた。各競技会場では台風に備え仮設物の撤去が急ピッチで進行。一方で各選手団からは開幕2日前の中止決定に「遅い」と批判も寄せられ、大会運営に教訓を残した。

県によると、10日時点で各都道府県・政令指定都市の選手団約2500人が来県。同日午後の中止決定を受け、各選手団は急きょ新幹線や航空券を確保し、11日に慌ただしく本県を離れた。沖縄、滋賀、香川の3県選手団は引き続き本県に滞在する。

県などは10日夜、各選手団代表者を対象に説明会を開催。出席者からは気象庁が9日に緊急会見を開き、最大限の警戒を呼び掛けていたことから「判断が遅かったのでは」などと不満の声が相次いだ。県は宿泊キャンセル料を全額負担する方針を伝えた。

大会2日目の13日以降は天候回復が見込まれるが、予備日もなく3日間で13競技を実施する過密日程も影響した。説明会に同席したスポーツ庁の担当者は「開催基準要綱をどうするかを含め、大会の在り方を考えていかなければならない」と述べた。

各競技会場では11日、台風に備え、片付け作業が本格化。開会式や陸上競技などが実施予定だった笠松運動公園(ひたちなか市)では、早朝から仮設テントや式典用設備などの撤去作業が行われた。(戸島大樹)

台風19号に備え、中止となった全国障害者スポーツ大会の垂れ幕を撤去する作業員=11日、笠松運動公園
台風19号に備え、中止となった全国障害者スポーツ大会の垂れ幕を撤去する作業員=11日、笠松運動公園


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