2019年10月12日(土)

茨城に大雨特別警報 台風19号 47万人避難勧告

大洗磯前神社の鳥居に激しく打ち付ける高波=12日午後4時11分、大洗町磯浜町、菊地克仁撮影
大洗磯前神社の鳥居に激しく打ち付ける高波=12日午後4時11分、大洗町磯浜町、菊地克仁撮影

大型で非常に強い台風19号は12日夜、伊豆半島に上陸し、本県付近を通過して13日は東北沖に達する見通しだ。気象庁は12日午後7時50分、最も危険度の高い「レベル5」の大雨特別警報を本県の自治体に発表し、「直ちに命を守る行動を」と最大級の警戒や避難を求めた。県によると午後5時半現在、県内17市町の計19万7297世帯47万5957人に、住民全員の避難を求める避難勧告が出された。避難所は全44市町村で414カ所開設され、計3324世帯7527人が避難した。

大雨特別警報が発表されたのは、午後11時現在で日立、土浦、石岡、常総、常陸太田、高萩、北茨城、笠間、つくば、守谷、常陸大宮、筑西、坂東、かすみがうら、桜川、那珂、結城の17市と城里、大子、八千代の3町の計20市町。

県防災・危機管理課によると、少なくとも1人が負傷。土浦市で12日朝、台風に備えるため屋外で作業していた男性(76)が脚立から下りる際に転倒し、約2メートル下にある隣家の敷地内に転落した。市消防本部によると、男性は頭に軽傷を負った。また、同日午後8時ごろには、桜川市の屋外で、市内の80代男性が風にあおられて転倒し、外傷性くも膜下出血の重傷。同日午後7時半ごろ、筑西市内の屋外で50代の女性が風にあおられて頭に軽傷を負った。

避難勧告は水戸、日立、土浦、石岡、常陸太田、高萩、北茨城、つくば、ひたちなか、常陸大宮、那珂、桜川、鉾田、小美玉、城里、大子、阿見の17市町で発令。

土砂災害警戒情報が同午後4時20分、日立、石岡、常陸太田、高萩、北茨城、笠間、つくば、常陸大宮、桜川、城里、大子の11市町に発表された。

東京電力によると、停電は午後11時40分現在、28市町村で約4万7千軒発生。

県は午後7時に災害対策本部を設置。午後5時半現在で、水戸、つくば、日立など31市町村が災害対策本部、10市町が災害警戒本部をそれぞれ設置した。

水戸地方気象台によると、龍ケ崎市で午後3時47分に最大瞬間風速25・3メートルを記録。下妻市で21・3メートル、水戸市と鹿嶋市で19・2メートルを記録した。12日午後6時までの3時間降水量で、常陸太田市徳田で観測史上最大の115ミリを観測。高萩市大能で134ミリ、北茨城市花園で133・5ミリを観測した。(三次豪、海老沢裕太郎)



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