2019年10月14日(月)

台風19号 常陸大宮 国道沿い堤防決壊 続く断水、泥撤去

久慈川の堤防決壊現場付近で、道路を覆った泥をスコップでかき出す人たち=13日午後4時ごろ、常陸大宮市富岡、小野寺晋平撮影
久慈川の堤防決壊現場付近で、道路を覆った泥をスコップでかき出す人たち=13日午後4時ごろ、常陸大宮市富岡、小野寺晋平撮影

那珂川の堤防が決壊した常陸大宮市野口では、国道123号沿いを中心に住宅やコンビニ、田畑などの浸水被害に見舞われた。市によると、決壊範囲は5〜10メートルとみられる。同所の御前山市民センターは13日午後7時現在、住民11人が避難している。

3世帯8人暮らしの自宅が床上浸水にあった茂垣松治さん(50)は「家具も全部駄目。どうしようもない」とうなだれた。断水が続く中、家族らと共に庭を覆った泥の撤去作業に追われた。

床上浸水した自宅の片付けをした女性(64)は「(家財道具は)全部捨てないといけない」と険しい表情を浮かべた。蔵に保管していた十数俵分の米もストーブの灯油などと混ざり、廃棄せざるを得ないという。「トイレもお風呂も駄目。後片付けが大変だ」と疲れた様子だった。

同市内の那珂川では同所と下伊勢畑地区の2カ所で堤防が決壊した。

市によると、合計で少なくとも40棟近い浸水被害があったとみられ、1986年8月の水害以来の被害規模になる可能性があるという。(小野寺晋平)



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