2019年10月16日(水)

台風19号 常陸太田でも冠水被害 家具倒れ、ドア開かず

「夢であってほしい」 

床上浸水の位置を指し示す電器店の後藤茂さん=15日午前、常陸太田市新地町
床上浸水の位置を指し示す電器店の後藤茂さん=15日午前、常陸太田市新地町

久慈川の堤防決壊などで常陸太田市でも冠水などの被害があったことが15日までに分かった。市によると、新地町や松栄町、中野町、花房町、小島町の住宅など約450棟が浸水。避難者は13日深夜、23カ所に約1600人。15日午後6時現在、23世帯55人が交流センターふじ(高柿町)に避難している。同日は住民らが片付け作業に追われた。

断水は新地浄水場が冠水したため新地地区であったが、ほかの施設からの応急処置で14日午後3時ごろには解消した。同浄水場の復旧見通しは立っていない。停電も上利員町や下利員町などで約100軒発生したが、同2時ごろに回復。

新地町の電気店「ゴトーデンキ」=後藤茂さん(67)経営=のそばを通る排水路は、降り出しから1時間かからず水があふれ出した。店内は約60センチの高さまで水が入り、商品の冷蔵庫やテレビなどが水に浸かった。後藤さんは「13日早朝にあふれ出し、慌てて避難した。堤防をもう少し何とかできなかったのか」と肩を落とした。

松栄町の近藤由美子さん(49)は14日から自宅の片付けを始めた。水は床上70センチに達し、戻った時にはドアも開かず、家具なども倒れた状態だった。「ショックで夢であってほしいと思った。思い出の品も全て1階にあったので、色んな物を一気に失った」と落胆した。(飯田勉)



次の記事:つくば市、個人情報89人分流出 

全国・世界のニュース

2020 年
 5 月 29 日 (金)

メニュー
投稿・読者参加
サービス