2019年10月16日(水)

台風19号 防災科研が衛星写真 流域浸水 まざまざ

那珂川 久慈川 

那珂川・水戸市飯富町周辺
那珂川・水戸市飯富町周辺

台風19号で決壊した那珂川、久慈川の2河川で広範囲に浸水被害が広がっている様子が把握できる人工衛星写真を、防災科学技術研究所(つくば市)が公開している。被災前と被災後(13日)の画像を見比べることができ、浸水した状況がまざまざと分かる。

画像は米PLANET(プラネット)社の衛星「DOVE」の撮影写真を使用。地上の物体を見分ける「解像度」は3メートルで、氾濫で茶色く濁った水が住宅地や田畑に広がる様子がよく分かる。表示システムは米ESRI社のソフト「StoryMap」を利用し、窓枠のような線を左右に動かすことで、被災前と被災後の状況変化を見比べることができる。

水戸市内の那珂川周辺の氾濫地域では、常磐自動車道水戸北スマートインターチェンジの進入路や店舗が水没している様子や、支流の藤井川、西田川の濁流があふれた状況が写っている。久慈川流域では常陸大宮、常陸太田両市内の浸水の広がりが把握できる。

閲覧は防災科研「令和元(2019)年台風19号に関するクライシスレスポンスサイト」内の「氾濫・浸水状況」から。

画像を処理した酪農学園大(北海道江別市)の金子正美教授(環境情報学)は「面的にどこが水害に遭っているか比較し、被害の把握や対策に役立ててもらいたい」と話している。(黒崎哲夫)

久慈川・常陸大宮市富岡周辺
久慈川・常陸大宮市富岡周辺


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