2019年10月19日(土)

茨城県内台風被害84億円超 中小企業と農林水産業

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県は18日、台風19号による県内中小企業と農林水産業の各推計被害額は中小企業が55億8470万円(同日午前10時時点)、農林水産業(同日午前11時時点)が28億5732万円に上ると発表した。県内経済への影響は84億円超となる見通し。

県中小企業課によると、中小企業の被害は16市町361の企業に及んだ。最も被害が大きいのは大子町で155企業の27億8600万円。旅館の露天風呂や観光バス会社の大型バスが被害を受けた。ホームセンターやコンビニエンスストアなどが水没した水戸市が59企業の11億9314万円、常陸大宮市が51企業で8億5185万円。

一方、県農業技術課によると、農林水産業で被害額が最も大きいのは農地・土地改良施設で20市町村の15億1800万円。特に大雨や氾濫による農業集落排水施設や用水機場の冠水などの被害が大きかった。

農作物は23市町から報告があり、被害額8億800万円で被害面積は3303ヘクタール。大雨で露地作物が倒れたり、浸水による根腐れなどの影響が見られた。品目別ではハクサイが3億1660万円。イチゴが7753万円。ソバが7485万円、大豆が6970万円、ネギが6110万円といずれも倒伏や浸水の被害を受けた。

農業用施設は35市町と広範囲で、パイプが曲がったり被覆材の破損などの損傷で2億41万円。林業は9市町で3億2870万円を計上した。山が崩れるなどの山地崩壊が2億2500万円、林道ののり面崩壊が1億200万円。水産は8市で220万円を確認している。県農業技術課は「全市町村から報告は受けたが、浸水でまだ調査ができない場所がある」としている。中小企業の被害も企業数や被害額はさらに増える見通し。(大貫璃未)



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