2019年10月19日(土)

台風19号上陸1週間 避難者、4市町242人 ボランティア活動本格化

6日ぶりに授業が再開し、登校する生徒=18日午前8時36分、水戸市飯富町、吉田雅宏撮影
6日ぶりに授業が再開し、登校する生徒=18日午前8時36分、水戸市飯富町、吉田雅宏撮影

記録的な大雨をもたらした台風19号の上陸から19日で1週間が経過する。県内は氾濫箇所全てで浸水が解消し、被災した道路や決壊した堤防の復旧工事は進みつつあるが、水戸、常陸太田、常陸大宮、大子の4市町では今なお242人が避難生活を送り、自宅が浸水被害に遭った住民の生活再建は先が見通せない。被災者を支援しようと、ボランティアの活動が各地で本格化している。

県災害対策本部によると18日午後3時現在、一般道の全面通行止めは4カ所に減少した。路面陥没で2・1キロが不通だった水戸市飯富町の国道123号は同日午後、通行規制が解除された。冠水した常磐自動車道水戸北スマートインターチェンジについて、ネクスコ東日本は同日、仮運用の年内開始を目指し復旧作業を進める方針を示した。

常陸大宮市と那珂市を流れる久慈川、那珂川で堤防が決壊した6カ所では、国土交通省常陸河川国道事務所が盛り土を進めている。

人的被害は死者2人、中等症6人、軽傷11人。常陸大宮市の行方不明者1人の捜索は難航している。

建物被害は全壊14棟、半壊85棟で、大半が広い範囲で浸水被害に遭った水戸市(岩根町、藤井町)。一部損壊61棟、床上浸水1624棟、床下浸水859棟。ただ、調査中で今後も被害件数は増える見通し。

水道の断水は同日午後3時現在、常陸大宮市で全て解消したが、大子町で1481戸、水戸市で200戸続いている。

学校は18日、水戸市立飯富中で授業が再開した。週明け21日、同市立飯富小でも授業が再開し、市町村立学校は全て通常となる。鬼怒商高は24日まで休校、25日が短縮授業、28日に通常授業となる。(三次豪)

■台風19号、県内被害
死者 2人
行方不明者 1人
けが人 17人
全壊 14棟
半壊 85棟
建物一部損壊 61棟
床上浸水 1624棟
床下浸水 859棟
避難所の避難者 242人
(18日午後3時現在、県まとめ)

■市町村別の建物被害件数
▽全壊
水戸14

▽半壊
水戸84、行方1

▽一部損壊
稲敷25、利根12、龍ケ崎5、八千代3、結 城、潮来、守谷、かすみがうら、筑西、河 内各2、下妻、小美玉、行方、美浦各1

▽床上浸水
常陸大宮468、大子431、常陸太田389、 ひたちなか132、城里90、筑西25、那 珂20、結城、神栖各14、茨城、大洗各 11、北茨城5、境4、常総、桜川各3、 八千代2、鉾田、つくばみらい各1

▽床下浸水
ひたちなか273、大子98、常陸大宮87、 神栖76、境74、筑西63、常陸太田46、 城里40、北茨城21、大洗20、茨城16、 つくば11、鉾田8、桜川6、水戸4、 日立、古河各3、結城、那珂、坂東各 2、下妻、常総、高萩、笠間各1
18日午後3時現在、県まとめ。
今後増加する可能性あり



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