2019年10月20日(日)

台風19号 常陸太田市 浸水被害宅に保健師 健康相談スタート

被災者の健康状態などを尋ねる保健師(右側2人)=常陸太田市上高倉町
被災者の健康状態などを尋ねる保健師(右側2人)=常陸太田市上高倉町

常陸太田市は19日、台風19号による浸水被害を受けた市内の全世帯を対象に保健師を派遣し、健康相談を始めた。台風上陸から1週間になることで、体調確認を行い、健康面での不安なことなどを聞いて被災者の健康管理に結び付けていく。全世帯訪問を終えるまでには1週間程度を見込んでいる。

この日は市の保健師2人と、他の自治体からの応援の保健師7人が4班に分かれ、里美、水府、金砂郷地区を中心に床上・床下浸水の被害に遭った世帯を回った。訪問先では被災者の健康状態を確認し、家族の安否なども尋ねている。

同市上高倉町の井上正身さん(66)と京子さん(65)夫妻は12日午後10時ごろ、庭に濁流が流れ込んでいる状況で隣人に起こされ避難した。

訪問した保健師の早川沙矢香さんらは「どこか痛いところはありませんか」「夜、眠れないことはありませんか」などと問い掛け、体調の変化や健康状態をチェックした。

京子さんは「疲れてくると夫婦の会話もけんかになる。来てくれる人がいて、話ができると元気になる」と訪問に感謝。正身さんは「他の家の人に比べれば被害が少ない方。早めの避難の重要性を実感した」と語り、「訪問は癒やしにつながる」と目を細めた。

市健康づくり推進課の中嶋みどり課長は「身体をはじめ、心のケアが重要になってくる。高齢者も多く、被災者にしっかり寄り添う対応をしていきたい」と話した。(飯田勉)



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