子どもたちに伝統的な料理について知ってもらおうと、行方市食生活改善推進員協議会(真家栄子会長)は、同市内宿の市立北浦小(武田民弥校長)で、「茨城食文化伝承事業」として、おはぎ作り体験を行った。

おはぎ作りには、同小2年生約50人が参加。初めに、材料や作り方の説明を聞いた後、グループに分かれ、こしあんとご飯をそれぞれラップに包んで合わせる方法でおはぎを作った。

真家会長は「茨城は非常に食材豊かな地域だが、近年は全国的に画一的な食生活になってきている」と指摘。その上で「地域で食べられている料理には意味があるので、きちんと伝えて、ずっとつないでいってほしい」と願った。

おはぎ作りを体験した小笠原琉伊君(7)は「上手にできて、食べるのがもったいないくらいだけど、甘くておいしい」と、少し名残惜しげにおはぎを頬張っていた。(石川孝明)