2019年10月23日(水)

猫専用の共生型賃貸住宅 常陽観光、北茨城にオープン 細かい配慮、快適住環境

猫の絵を掲示した「neco can旭ケ丘ハイツ」の外観=北茨城市磯原町木皿
猫の絵を掲示した「neco can旭ケ丘ハイツ」の外観=北茨城市磯原町木皿

県内に猫専用共生型賃貸住宅「neco can旭ケ丘ハイツ」(北茨城市磯原町木皿)がお目見えした。玄関からの飛び出しを防ぐ間取りや成長に合わせて高さを調整できる可動式キャットステップなど、猫の習性を考えた部屋の仕様にした。さらに入居時のルールを細かく設けており、猫と飼い主、近隣住民が快適に暮らせるよう配慮することで長く住める住環境を提供したい考えだ。

同住宅は軽量鉄骨2階建てアパートで、築22年の物件をリノベーションした。2K(1部屋39・74平方メートル)の4部屋で、賃料は5万円から。2匹まで飼育できる。

玄関とキッチンのある部屋を居室と区切り、鍵付きの扉を設けて猫の飛び出しや食品のある場所への猫の侵入を防ぐ間取りにした。臭い除去機能付きエアコンや網戸ロック、専用のペットカメラを購入して取り付ければ外出時も様子をチェックできるよう無料Wi-Fi(ワイファイ)を完備した。

北茨城市や高萩市を中心に賃貸不動産を手掛ける常陽観光(北茨城市磯原町本町)の大塚勇児取締役(53)が同アパートを買い取ってオーナーになり、猫専用にリノベーションした。大塚取締役は「ペット可」の賃貸が増えているものの、「単に動物を飼えるとしただけのものが多く、においや毛の飛散などが原因で近隣住民とのトラブルが発生している」と指摘する。

トラブルを防ぐため、同住宅は猫の生態や法律、動物愛護の観点を取り入れた飼養規定を設けることで、猫や住人、近隣住民の住環境の整備を図った。多頭飼育崩壊や病気などから猫を守るために屋内飼育や不妊去勢手術の徹底や、毛やほこりの飛散を防ぐためにペット用品の屋内掃除などを義務化した。爪研ぎやトイレの設置個数も明記し、「少し厳しいかもしれないが、猫も人もストレスなく長く住んでもらうためのルール」(大塚取締役)と話す。

軌道に乗れば、猫専用住宅の展開や犬専用住宅も手掛けたい考えだ。大塚取締役は「都心でペット共生型マンションは増えているが高価。人口減少が進む地域では、安価で安心して暮らせる環境づくりが優先。飼いたい人が一生涯飼えるよう物件を増やしていきたい」としている。(大貫璃未)

部屋には可動式キャットステップなども設置=北茨城市磯原町木皿
部屋には可動式キャットステップなども設置=北茨城市磯原町木皿


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