2019年10月23日(水)

台風19号 経産相「財政支援を検討」 浸水被害の大子視察

浸水被害のあった地元企業関係者らと意見交換する菅原一秀経済産業相=大子町大子
浸水被害のあった地元企業関係者らと意見交換する菅原一秀経済産業相=大子町大子

菅原一秀経済産業相は22日、台風19号で大規模な浸水被害を受けた大子町を視察した。被災した食品工場の訪問、浸水被害のあった地元企業関係者との意見交換を行った。意見交換後、菅原経産相は「いろいろな方に話を聞き、久慈川の氾濫被害の大きさを肌身で感じた。中小企業の事業再開へ財政面で支援できることをやっていきたい」と語った。

大子入りした菅原経産相はまず、久慈川の氾濫で浸水被害に遭った、こんにゃく粉製造卸業「松浦政二商店」の工場を訪問。水が引いても生産ラインが遮断されている状況を視察した。

大子町役場での意見交換には、被災した事業主らのほか、高梨哲彦町長も出席。高梨町長は冒頭で「大子町は越水で庁舎が孤立した。中小企業や家屋も同様で、被害総定額は多額」と説明し、中小企業の復旧支援、これから迎える観光シーズンに向け風評被害払拭(ふっしょく)への支援などを要望した。被災事業主たちは菅原経産相に被災状況を説明した。

菅原経産相は「総理から被災者、被災企業に対する生活生業支援パッケージ策定の指示があった。これを具体化できるように、財政面、金融面でバックアップできるようにしていきたい。被害状況に応じた再建支援をしたい」と述べた。

県災害対策本部によると、21日正午現在で県内中小企業の推計被害額は合計64億4487万円。市町村別では大子町が131件で29億2009万円と最多。大井川和彦知事は21日に経産省を訪れ、被災した中小企業の復旧などに必要な資金の支援などを菅原経産相に要望している。(三次豪)



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