2019年10月26日(土)

台風19号 水戸の被災者、県営住宅入居「安心した」

入居する県営住宅の部屋を確認する山崎光夫さん、年子さん夫婦=25日午後、水戸市藤が原
入居する県営住宅の部屋を確認する山崎光夫さん、年子さん夫婦=25日午後、水戸市藤が原

水戸市内の被災者に対する県営住宅への入居が25日、始まった。県によると、市内の県営住宅に70世帯の入居が決まっている。部屋の鍵を受け取った住民は「安心した」「部屋が決まってよかった」とほっとした表情を浮かべた。現在も片付けに追われる住民もいるが、生活再建に向け一歩を踏み出した。

同市岩根町の山崎光夫さん(75)は「住む所ができて一安心」と安堵(あんど)した。平屋建ての自宅が床上約1メートル浸水。寝る場所も確保できず、13日から避難所生活を送ってきた。決まった入居先は築6年の「藤が原アパート」(同市藤が原2丁目)。旧飯富幼稚園(同市飯富町)で鍵を受け取り、妻の年子さん(73)と下見に入ると、「けっこう大きい。2人なら十分」と表情が緩んだ。

電気やガスの契約のほか、照明器具や洗濯機などは各世帯でそろえる。必要な物を確認し、「入居には1週間はかかるだろう」と光夫さん。自宅の片付け作業も続くため、「何をどうするか、身近なことからやるしかない」と前を向いた。年子さんは「(入居も決まり)少しは前進できたかな」と語った。

県によると、一時的に無償で貸し出す県営住宅の第1次公募では、県内計102世帯の入居が決定している。貸し出し期間は6カ月で、実情に応じて延長もできる(最長1年間)。25日〜11月25日まで2次公募も行い、先着順で入居住宅を決定する。(磯前有花)



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