2019年10月26日(土)

水害教訓生かし適切対応 常総市 台風19号の対策検証

2015年9月の大規模水害を踏まえ、台風19号の対応状況を検証した会議=常総市役所
2015年9月の大規模水害を踏まえ、台風19号の対応状況を検証した会議=常総市役所

常総市と国土交通省下館河川事務所は25日、台風19号の対応状況を検証する会議を同市役所で開いた。2015年9月に発生した同市の大規模水害からこれまでの訓練が生かされたのかを確認。15年の水害対策検証委員会の委員長を務めた筑波大の川島宏一教授は「前回の水害の教訓を踏まえ、取り組んできた災害対応ができた」と今回の対応を評価した。

今回の会議には川島教授をはじめ神達岳志市長、市担当者、同事務所などから計9人が参加した。

同市は4年前の水害時、同市災害対策本部が十分に機能せず、避難指示の発令が遅れ、外部の関係機関との連絡調整もままならなかったことなどから、地域防災計画を見直し、災害対策本部の立ち上げ訓練などを重ねてきた。

この日の会議で市の担当者は、台風19号の対応について「市役所で一番広い会議室に対策本部を設け、プロジェクターやテレビなど必要な機器を設置した」と迅速に対応できたと説明。国交省などから連絡員に来てもらい、関係機関との情報共有も図られたと語った。

また、鬼怒川の水位が上がり避難指示を発令した時は、神達市長自らマイクを握り防災無線で避難を呼び掛けるなど避難指示が適切にできたとした。

神達市長は、鬼怒川の支流である八間堀川の増水について触れ、「タイムライン(事前行動計画)に沿って樋管(ひかん)を閉めることができた」と成果を強調した。

市によると、台風19号では市内の避難所に住民2724人が逃げ込み、つくば市など近隣4市にも418人が広域避難した。(今橋憲正)



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